米麹作り | 大好きな日々の覚え書き

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デンマークの暮らし、教育、天然酵母、麹、発酵の話、旅行の話、子どもたちを通して知ったバレエのことなどなど、ふと頭に浮かんだこと、思ったこと、感じたことをそのまま綴るブログです。

気付いたら前回のブログから10日も間が空いてしまいました。


年齢とともに動作が鈍くなり、別に大量の用事を済ませているわけではないのになんだか忙しい日々を過ごしていました。

孫が増えるだけでなく、私自身が赤ちゃんに戻る日が近づいています。


さて、今日は、2023年のキッチン初実験について書きたいとおもいます。


(新年の初実験はそれに相応しいものじゃなきゃ!)


そう思って、去年のうちから準備しておいたのは本日のタイトル「米麹作り」です。


昨年11月に帰国した時、絶対に持ち帰ってこよう計画していたものの一つに種麹がありました。


日本から持ち帰ってきたかったものは沢山あったのですが、それらのうち購入しなければいけないものは、忘れないようにデンマークにいるうちにAmazonで購入して実家に送っておきました。種麹もその一つです。


米麹は和食の基礎の基礎、少し発酵食品に興味を持ち始めた人なら、必ず家に常備しておきたいと思う食材です。

でもこれ外国では中々手に入らないんです。いや正確に書くと、入ることは入るけど高くて買う気になれないんです。


そして、手に入らないなら自分で作ろう!そう考えるのが海外在住者の思考です。


でも、米麹作りに必ず必要なものがあります。そう、種麹です。

この種麹も、実はデンマークのネットショップで購入できます。でも、どうしてその計算になるの?ってくらい高いです。


だから、欲しいと思い始めてから2年半、じっと我慢していました。


そして、今回やっと持ち帰って来ることができました。日本が誇る国菌の麹菌を我が家にお迎えできて、もう凄く嬉しいです!


そして今週になってやっと新年のバタバタが収まって落ち着いたので、米麹作りに初チャレンジしました。


結果を初めに書きますと、第一回目のチャレンジにしては上出来だったと思います。

純白で、フワフワとかわいらし〜〜い米の花がちゃんと咲いてくれました。


3合の米で、588gの米麹(糀)が完成し、一部を糀だけで甘酒にしましたが、残りはお粥と混ぜる甘酒にしようか?塩麹にしようか?醤油麹にしようか?コチュジャンに挑戦しようか?それとも今流行りの発酵あんこか?と悩んでいるところです。


とりあえず、出来立ての甘酒で乾杯!


出麹後にすぐに味見をしてみた糀はそんなに甘くなかったのに、調べた通りにお湯と混ぜてヨーグルトメーカーにセットして60℃で6時間放置しておいただけでこ〜んなに甘くなるんですね〜って感じです。


なんたってはじめてのチャレンジで、そう言われれば確かに栗のような香りがする糀らしきものは出来たものの、とにかく使ってみないことにはそのお味はわかりません。


不安な気持ちで6時間待ちましたが、本当に甘〜い、懐かしい、日本人ならそうだって疑わない、あの甘酒が出来上がって、大大大感動です。


でも手作りの糀100%の甘酒は、味がどうのこうのの前に、いとしい糀ちゃんよ、我が家にようこそ!そして甘くなってくれて感謝感謝です。


赤ちゃんってほどまでは行かないけど、手間かかってるんで、天然酵母のお子さまたち同様またいとしい我が子が増えたようです。


一晩水に漬けておいたお米を蒸篭で蒸して、


ひねり餅が出来たものの、こんなパラパラで大丈夫かしら?と不安になりながら種麹をふりかけて、



電気毛布に包み込んで温度を気にしながら大切に育てました。使用時間約3日。
もちろんただ放っておいたわけではなく、レシピ通りに手入れをしながら……

出来た糀はあまり良い写真がないのですが、2枚載せておきましょう。


ボケボケだけど、麹菌のフワフワがみえるでしょ?!


参考にさせて頂いたサイトは主に下の2つです。「初めてでも失敗しない」「失敗なし」って言葉を励みに作ったけど、まさかはじめから本当に失敗しないで出来るとは正直期待していませんでした。


何度も作って、徐々に量を増やし、お味噌を作るのが目標です!


頑張りまーす。


https://kawashima-ya.jp/contents/?p=459