2022年1月14日即位50周年を迎えられたデンマーク女王マルグレーテ2世陛下の祝賀行事が、この週末行われました。
本来なら1月15日、16日に行われる予定だったこの祝賀行事でした。残念ながらコロナで延期になっていました。
英国エリザベス2世女王陛下崩御で、今回もどうなることやら?と心配されましたが、規模が抑えられたものの、無事に行われていました。
私は、土曜日に王立劇場で行われたガラ・コンサートに関心があったのですが、ウッカリお客を招待してしまったために、生放送を当日みることが出来ず、録画されたものを後でみました。エリザベス女王に1分間の黙祷を捧げてから始まった約2時間のコンサートは、オーケストラ、ドラマ、オペラ、バレエ、4っつの芸術部門が巧みに組み合わされていてとても素晴らしいものでした。
今回のような大々的なガラ・コンサートは久しぶりだったので、本当に楽しめました。
女王さまがゲストの時は、演奏者に特に気合が入るようですが、王室関係者、政府の要人、北欧諸国の王室メンバー、重要なゲストたちが勢揃い、1200人の観客で満員の劇場で、演奏者たちも、どんなにやり甲斐があったことでしょう!バレエ部門では、日本人ダンサーも大活躍していました。
王室の存在は文化の向上に大きな意味をもっているよなぁ〜って改めて感じさせられました。
土曜日の夜、お客と食後のお茶を飲んでいると、長男の嫁から我が家の末っ子にメッセージが入りました。
「ガラ・コンサートに声で出演、おめでとう!」
一瞬、何のことかわからなかった様子でしたが、直ぐに「あー僕たちの録音使ったんだ〜〜」と理解した息子でした。
もしこのガラ・コンサートが予定通り1月に行われていたら、息子たちが踊る予定だった演目があったのです。
それは実は2020年4月16日に行われる予定だった、女王さま80歳の祝賀コンサートのために準備されていた演目で、当時息子たちは8年生/中学2年生でした。
女王さまが衣装を担当して、8年生が、女王さまが選んだ懐かしの音楽に振り付けた作品で、女王さまからゲストへのプレゼントとして踊られる予定でした。
そのコンサートはコロナで中止になり、その後、その作品を、息子たちは介護施設で踊ったりはしていたものの、そのまま日の目を見ずにお蔵入りになってしまうのか?と思われていました。
ところが、それが1月の即位50周年の祝賀コンサートで踊られることになり、小さくなってしまった衣装が体に合わせてリメイクされました。
でも喜んだのは束の間で、それもコロナでキャンセルになってしまいました。
今回のガラ・コンサートで、後輩たちが息子たちの作品をリフレッシュしたものを踊ると言うことは知っていたのですが、息子たちが録音した声をそのまま使うとは聞いていなかったので驚かされたようです。
そして作品自体も、ほとんど手が加えられていなかったようです。
演目は、ダンサーたちが女王さまに手紙を書いているシーンで始まるのですが、息子は手紙の最後の「お時間がある時に、僕たちの年齢に女王さまがお聴きになっていた音楽を送って下さい」というセリフを読む担当でした。
自分たちが踊らなくても、自分たちの作品が、こんな華やかな舞台で発表されたことがとても誇らしかったようです。嫁のメッセージが届いた後、研修生の同期の仲間たちから次々とメッセージが届いていました。
おそらく国外からは視聴出来ないと思われますが、下にガラ・コンサートのリンクを貼り付けておきます。
苦労してやりきった!と思うことは?
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