今日は、我が家のバレエ男子のことを書きます。
そもそも、ブログのタイトルが「あるバレエママの告白」と言うくらいで、バレエ学校に通っていた子どもたちを通して母の私が体験したことを書き残すために始めたブログです。
たとえまだ研修生に過ぎないとは言え、ダンサーとして一応独り立ちしているので、親の私が出る幕は殆どないのですが、今でもこのブログの中でバレエは大切なテーマなので、些細なことになってしまいますが、ちょこちょこ書いていきたいと思います。
8月8日に新シーズンが始まって、手術後約3ヶ月で、息子はトレーニングに復帰しました。
ジャンプ以外のクラスは、全て他の子たちと同じものをこなして、はじめの1週間は普通に調子良さそうにしていたのですが、少しずつ左足に違和感を感じるようになり、今週の水曜日に超音波検査を受けたそうです。
その結果、水が溜まっている箇所が見つかった、とかで、以降、今週のトレーニングは休むことになりました。
三角骨除去の手術後にはよくあることらしく、それほど心配はないようですがとても慎重な扱いです。
研修生2年目になると、バレエ団の演目に出演することがあるのですが、息子は「故障中」のためか、キャスティングリストに載っていないようです。
代わりに、バレエ学校の秋休みの演目に、あるちょっと面白い役で出演することになっているらしいですが、それについてはまた別の機会に書きます。
そんなわけで、今週後半はトレーニングをしていなかった息子ですが、高校が終わった後、一応出勤して、女子が出演する『白鳥の湖』のリハーサルなどを見学したりしていました。インストラクターが何を言うのかに耳を傾けたり、指導の様子を見守ったりするのがとても興味深いそうで、それはそれでいい体験になっているようです。
さて、美的感覚が、普通の男子とは異なっている我が家のバレエ男子。
去年長男が結婚した時も、男性の正装はつまらない!そもそも色が退屈だ!絶対着たくない!と宣言して、自分で水色のジャケットを型紙から作成し、仕立て上げた息子でした。
今回の次男の結婚式でもそれは同じ!自分で下のような服を縫い、着ていきました。
デザインは「ブラック・ピンク」のロゼちゃんが着ていたものとお揃いだそうです。
もちろん、黒か紺のジャケット以外で現れた男性は彼だけでした。上のような洋服を着こなし、正々堂々と出ていけるのは、やはり特別な感覚の持ち主?感があります。
そんな息子に目をつけた人から「知り合いに是非君を紹介したい!デンマークでは数少なくなっているテーラーなんだ!その人の元に弟子入りする気持ちがないか!?」などと誘われています。
「いいチャンスだと思うので、暫く様子を見てご縁があったら会ってみたい」と言うような返事を息子はしています。
トレーニングをできなかった期間はピアノの練習とミシン掛けをよくしていた息子。おとなしいけど負けず嫌いで、一度取り掛かるとトコトンやるタイプです。
全ての出来事を成長の糧にしているように思われます。
どんな巡り合わせで、何が起こるのか、まだまだわからない17歳。
一生懸命見守ることが私の使命です。
そして、私も負けずに日々精進して行きたいものです。