デンマーク人は国旗が大好き!と言う話は今まで何度もしつこく書いてきました。
どんなに旗が好きでも、「掲揚して良い旗」と「掲揚しなければならない日」「掲揚の方法」に関してかなり細かい規則があるのでそれを真面目に守ろうと思うと大変だってことも以前書きました。
例えば、私が日本人だからといって、勝手に日の丸をあげたり、旗竿がピッタリ合うからと鯉のぼりをあげたりするのは、北欧の国、EU、FN以外の国旗は勝手にあげてはならない*、1つの竿に2つ以上の旗をあげてはいけない、と決まっているので違法になります。
* 今この世界情勢の中、ウクライナの国旗も、許可なしに掲揚していい国旗に追加されたました。
一般市民は長方形のデンマークの国旗のみ使用できます。
先が燕尾型に割れた国旗は王室と政府機関専用のものです。
朝、日の出後(8:00)に揚げ、日没前には降ろさなければなりません。
そして、公式に旗を揚げる祝日が(王家の方の誕生日、憲法記念日、第二次世界大戦の記念日などなど)決まっていて、その日はできる限り規則に従って掲げなければなりません。
今日、4月9日は、1940年にドイツがデンマークを占領した日です。
占領が完了した時間の12:02分まで、国旗を半分まで掲揚し、その後はてっぺんまで揚げると決まっています。
半分まで揚げるのは、悲しみやお悔やみの表現で、例えば犠牲者が出る大事故が起こった時などもそうします。
今日は、「ブランチとバレエ」と言うイベントに参加するために王立劇場の旧舞台に行きました。
イベントは10時開始だったので、王立劇場の燕尾型の国旗も半分まで揚がっていました。
「ブランチとバレエ」は、ブランチを食べながらダンサーの朝のクラスを見学しましょう!と言うイベントです。
劇場内のカフェで、コーヒーや袋に入ったブランチセットが売っていて、観客は好みでそれを購入して入場します。
入場は無料ですが、最近はコロナの関係か、チケットを前もって手配する様になりました。
今回は、久しぶりの「ブランチとバレエ」でした。
実は行く予定はなかったのですが、息子に突然「今回のブランチとバレエは僕も出るよ」と言われて慌ててチケットを手配しました。
研修生が出演することはずっと前から決まっていたようですが、手術後で自分は出ないと思っていたので、私に伝えるのを忘れていたそうです。
なんとか最後の4枚のうちの2枚をゲットしました。だから座ったのは端の端。
でも始まってみたら空いている席が結構ありました。
無料なので、念のためチケットをゲットしておいて来ない人がいるのでしょう。
バーレッスンの一部と、センターを見せてくれました。
もう直ぐ校長を辞任されてしまうトーマス先生から紹介される研修生たち。
研修生になってから、クラスを見学したのは初めてだったので、とても感激しました。
噂に聞いた、リンダ先生の「4幕のロン・ド・ジャンブ」。
長〜く、ハードで、4っつのパートに分かれているのでそう呼ばれているらしいですが、その短縮版をやっとみることが出来て嬉しかったです。
ちなみにリンダ先生のレッスンはワガノワ・メソッドです。
上達していて、これで辞めたらウソでしょ?と言う感想を私は抱きました。
でも、こればかりは本当に手術次第です。
通常のクラスと言うよりは、パフォーマンスとして構成された1時間強のクラス、楽しめました!
ありがとう!