「その他の接触者」になって | 大好きな日々の覚え書き

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デンマークの暮らし、教育、天然酵母、麹、発酵の話、旅行の話、子どもたちを通して知ったバレエのことなどなど、ふと頭に浮かんだこと、思ったこと、感じたことをそのまま綴るブログです。

前回の次女陽性ハプニングには実は続きがあるんです。


次女がコロナを貰ったであろう学生と接触したのは木曜日の午前中のことで、その学生のコロナ感染が確認されたのは金曜日の午前中でした。そして、次女が陽性の結果を受け取ることになるPCR検査を受けたのは金曜日の夕方のことでした。


それらのことが次から次へと起こることを知らず、木曜日の夕方、次女は我が家にやって来ていたのでした。


次女が我が家に滞在したのは夕食とその前後の間約1時間半です。


のちに陽性が発覚する人が夕食のゲストとしてやって来た場合、招いた側(私たち)は「濃厚接触者」だと思いますよね?


が、デンマークの最新の規則では、私たちは濃厚接触者のカテゴリーには含まれません。


感染者拡大で、濃厚接触者の定義が変更になったからです。


現在の公式なデンマークの規則では、濃厚接触者のカテゴリーに含まれるのは、感染者とただ接触があっただけでなく、感染者と同室又は同居しているか、あるいは感染者が宿泊した場合、となっています。


濃厚接触者は、感染者同様、直ちに隔離生活を始めなければなりません。


それでは食事を共にしただけの人は何か?と言いますと、「その他の接触者」と言うカテゴリーに含まれます。その場合は隔離生活する必要はありません。が、直ちに抗原検査を受け、陰性の場合は普通に生活ができます。そして感染者と接触してから4日目にもう一度抗原検査を受けて、陰性だったらその件は忘れていいことになっています。


もちろん、抗原検査で陽性だったら話は別です。次女の場合、大学の教授の個人的な希望で直ちにPCR検査を受けたわけですが、もし、規則通りに、まず抗原検査を受けていたら、それが陽性で、直ぐにPCR検査を受け、正式に感染者のスタンプが押され、多少遅れはあったかも知れませんが、結果的には同じことだったと思われます。


夕食のゲスト(娘)感染の連絡を受けた後、この最新のルールに従って、私たちは直ぐに抗原検査を受けました。結果は陰性でした。


そして、次女が家にやって来てから4日目の今日、再び抗原検査を受けます。


私たちは今日の午後、近所の検査センターで検査を受ける予定ですが、息子は学校から支給された自己検査キットで検査をしました。陰性だったので学校に登校しました。


(サッサと捨ててよ!)と思うのですが、大切に息子に机の上に置かれている自己抗原検査の結果。


次女の病床はお陰様で安定して、熱は37.5度まで下がり、後は普通の風邪の症状だそうです。陽性になった後で、一度衛生局から様々な注意事項の確認のために電話があったものの、軽症な限り、デンマークでは野放し自己隔離となります。症状が治まって48時間後に隔離から解放されるようです。


コロナがパンデミックとして宣言された2020年3月、デンマークが緊急事態に入る直前に、私のもう1人の娘、長女は、大学の解剖実験で一緒だった学生に陽性者が出て、メールで2週間の自己隔離を要請されました。その頃は、100%野放しで、検査もしなければ、当局からは電話一本かかって来なかったと記憶しています。


長女はその事件から8ヶ月後に抗体検査を受け免疫があることがわかり、コロナに感染していたことが明らかになりました。


長女には陽生経験者の免疫はもうないかと思われますが、3度のワクチンを接種済みです。PCR検査をしながら病院の救急科で看護師代理として元気にバイトをしています。


我が家にはその長女(医学生)の他に、長男(脳神経内科医)、長男の嫁(小児科医)、次男(心臓科医)と医療従事者が多いのですが、感染者が少ない環境にいるのか?(ってこともないと思いますが)、お陰さまで皆んな元気に働いています。


さて、昨日の日曜日に家族でランチを計画していました。この状態では人を招くわけにはいかず、集まりをキャンセルしなければならなかったのがとても残念でした。


去年、長男の嫁が新しく我が家に導入した恒例行事の一つで、フランス風に公現祭を祝う予定でした。


注文しちゃった後だから、と長男と嫁が、昨日ガレット・デ・ロワを届けてくれました。



遠慮なく頂いて、次女にも届けました。



凄く美味しかったです。


スマーフのキャラクターのフェーヴ(陶器の人形)もしっかり入ってました。


嫁のお腹の中のベビーちゃんは元気に育っていて、良く動くとか!


まだ時間があるけれど、誕生がすご〜〜く待ち遠しいです。


私は何も準備していないのに、もうすぐ叔父さんになる三男は、ベビーちゃんのために暇をみてはミシンをかけています。


息子作、甚平さん。はい、ベビーちゃんは男の子です。


時々ハッとするほど古〜い考え方を暴露して周りを驚かすデンマーク人の主人ですが「男の子で良かった、これで家族が継承される」と言って喜んでいます。


追記:

抗原検査の結果は、主人も、私も陰性でした。これで私たちは振り出しに戻って再出発って感じかな?