RDB2020/2021シーズン・プログラム | 大好きな日々の覚え書き

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デンマークの暮らし、教育、天然酵母、麹、発酵の話、旅行の話、子どもたちを通して知ったバレエのことなどなど、ふと頭に浮かんだこと、思ったこと、感じたことをそのまま綴るブログです。

今日デンマーク王立バレエ団2020/2021シーズンのプログラムが発表されました。

緊急事態で、3月中旬以降の公演が全てキャンセルされてしまった今シーズン。本当に残念でした。

新シーズンの演目が発表されて、希望の光が差したようです。

新型コロナ対策で、今チケットを購入しても、都合が悪くなったら、クリスマスまではチケットの払い戻しが無料で可能だそうです。

そして、座席と座席の間には空席が置かれる予定だそうです。もっとも、その時の感染状況によるようです。

さて、新シーズン、クラシック中心で、再演の作品が多いのですが、コンテで新作にも挑戦するようです。演目の数が多いです。

全ての作品の中で、私は、芸術監督の改訂版、ブルノンヴィルの『ラ シルフィード』に注目して、特に楽しみにしています。

この作品、つい数年前に同じ芸監によって改訂されたばかりですが、前回の改訂版は衣装もストーリーも白黒で、大好評〜!って訳ではありませんでした。(息子は結構気に入っていましたが)

今回はぐっとオリジナルに近づけて、ロマンチックに再改訂されるそうです。

今度はパステルカラーなのかな?なんてね!?

それと、これはバレエ団の演目には入っていないのですが、ミュージカルとして、オペラハウスで2021年3月に上演されるらしい『ウエストサイドストーリー』も楽しみです。

NYCB時代、Jerome Robbinsの元で10年間踊って、直接指導も受けていた芸術監督ニコライ・ヒュップが、ロビンズのオリジナルのステップをアレンジするそうです。


今シーズンの目玉だったジョン・ノイマイヤーの『Mahlers 3. symfoni』団員のほぼ全員が一丸になってリハーサルに没頭していたのに、初演間近で緊急事態が出てキャンセルになってしまい、一時、ダンサーたちは集団鬱状態に陥ってしまったそうですよ!悔しかったと思います。


既に盛り沢山の新シーズンだけど、5月にMahlers 3. symfoni』が上演されるかも知れないらしいです。ジョン・ノイマイヤーから舞台装飾等は、ハッキリするまで置いといていい!とOKが出たそうです。


新シーズンは演目のてんこ盛りで、ダンサーたちにとって超ハードなシーズンになりそうです。スッカリ集団鬱状態から脱出して、それぞれトレーニングに励んでいるようです。良かった良かった!


それでは、最後にプログラムを箇条書きします。


9月5日〜10月2日『Come Fly Away』

振付、演出: Twyla Tharp

歌: Frank Sinatra


9月19日〜11月10日『シンデレラ』


振付: Gregory Dean


音楽: Sergej Prokofjev



10月7日〜10月12日『忘れられた子どもたち』

バレエ学校の生徒による子ども向け作品


振付: Gregory Dean


音楽: Matias Vestergård( Franz Schubertより)



10月24日〜11月25日 新改訂版『ラ・シルフィード』


振付: August Bournonville /Nikolaj Hübbe 改訂


音楽:  H. S. Løvenskjold



11月7日〜2月20日 『Dans2go』

コンテンポラリーの作品など


Sebastian Kloborgの新作『Allerede nat』(もう夜)、Peter Martin 『Zakouski』、John Neumeier 『Persistent Persuasion』、Hofesh Shechter 『Uprising』



11月28〜12月20日 『くるみ割り人形』

振付: George Balanchine

音楽: Pjotr Tjajkovskij


1月21日〜3月27日『ロメオとジュリエット』

振付: John Neumeier

音楽: Sergej Prokofjev


2月5日と6日 『Hübberiet 1』

芸術監督トークショー


3月6日〜4月16日『Giant Steps』

George Balanchines 『Serenade、Jorma Elos 『Sibelius’ 4. symfoni 』、Harald Lander『Etudes』のトリプルビル


4月11日〜5月9日『Blixen』

振付と演出: Gregory Dean

音楽: Claude Debussy


4月17日〜5月8日ナポリ』

振付: August Bournonville/Nikolaj Hübbe、Sorella Englund改訂


音楽: Edvard Helsted, H. S. Pauli,、H. C Lumbye、Louise Alenius


5月19日〜6月4日 『ラ バヤデール』


振付: Marius Petipa/一部Nikolaj Hübbe、Eva Draw


音楽: Ludwig Minkus



5月27日、28日、30日 Hübberiet 2』