周りから学ぶ | 大好きな日々の覚え書き

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デンマークの暮らし、教育、天然酵母、麹、発酵の話、旅行の話、子どもたちを通して知ったバレエのことなどなど、ふと頭に浮かんだこと、思ったこと、感じたことをそのまま綴るブログです。

・手を洗う、消毒液を使う
・咳は袖にする
・握手、ハグ、チークキスはしない
・掃除はまめにする
・人と人との距離をおく

新型コロナ対策として、デンマーク政府が国民に呼びかけて続けている注意事項です。

今後、当分の間、気をつけ続けなければならないエチケットです。

そして、昨日、新しいガイドラインが発表されました。それはこれです。

「人と人との距離を1メートルとる」

今までの2メートルが1メートルに変更されました。

今日からデンマークでは再開計画第2フェーズが始まりました。

ショッピングセンターやデパートが開き、野外のクラブ活動が解禁になりました。

18日からは、レストラン、カフェ、バーパブ/飲み屋(バーとパブ/飲み屋の違いが良く分からないけど、バーはナイトクラブやディスコと共に8月まで営業禁止だそうです)が開き、6年生以上の学校などが再開されます。

人と人との距離を1メートルから2メートルに変えることによって、社会活動がよりスムーズになります。

先週の木曜日、第2フェーズの詳細が発表された後、

全校生徒に学校が再開されるのは良いことだけど、2メートルの距離をどうやって保つんだ?上級生のフルタイムの登校は無理なのでは?下級生は午前中、上級生は午後登校することにしようか?

色々討論されていました。

学校では、5年生までの生徒の登校開始前に、ちゃんとメジャーで測って机を並べ替えていましたから、これは大問題です。

今回のガイドラインの変更によって、6年生以上の子どもたちも、来週からどうやらフルタイムで登校出来ることになりそうです。

今まで通り2メートルの距離をおける場所ではおく、それ以外の場所では1メートルでOK。

「人と人の距離をおく」を、より持続的にするためのガイドラインの変更です。

周りの国を見回すと、例えば、ドイツでは1.5メートル。ノルウェーでは1メートルと言うガイドラインがあり。スウェーデンでは数値のガイドラインはありません。

周りの国に学べ!

それは最近良く目にする言葉です。

例えばスウェーデン。

死者は確かに他の北欧諸国に比べると多くでている。でも医療崩壊は起きていない。緑のカーブ内で収まっている。経済活動は比較的無難に起動し続けている。

スウェーデンモデルは将来のお手本になる。ドンドン学んでデンマークでも社会の再開を進めるべきだ。

と言う意見が、より頻繁にメディアに登場します。

国によって細かい対策は違うけれど、

感染症による死者を最小限に抑える
人権と経済活動を最大限に守る

これは世界共通のガイドラインだと思います。

だから、前向きなインスピレーションは大歓迎、似た者同士の周辺国からなら尚更参考にすべきです。

そしてより持続可能な国内ガイドラインの変更も大歓迎します。

しっかり守って、収束に協力します!