気になるお隣さん、ノルウェーの場合 | あるバレエママの告白

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デンマークの暮らし、教育、子どもたちを通して知ったバレエのこと、旅行の話などなど、ふと頭に浮かんだこと、思ったこと、感じたことをそのまま綴るブログです。

4月7日(火)、ノルウェーの首相が開国計画を告知しました。

デンマークが緊急事態宣言した翌日に、それに続いたノルウェー。開国計画の告知もデンマークの翌日でした。

リンクが不明な感染者の増加に伴い、クラスター追跡、検査の数を減らしてしまったデンマークに対して、クラスター追跡を継続して、さらに多くの検査をしつづけたノルウェー。

結果は「1人の患者が何人の人に感染を広める可能性があるか」と言う「実効再生産数」が、0.7と言う現在の結果に現れています。

ちなみに、その後、誤りを認めて、検査数を増やすように、対策を変えたデンマークの現在の実効再生産数は、0.9です。

ノルウェーでは、プライバシーを守りながら、GPSやBluetoothを利用して、コロナ陽性者と密接していることを警告するノルウェー版「コロナ・アプリ」も開発されていて、来週復活祭休暇明けには使用可能になるようです。

デンマークでも、EUと協力して、GDPR(EU一般データ保護規則)に則ったBluetoothを利用したアプリの開発を進めているようですが、政府から、それに関するなんらかの発表があるのは月曜日になりそうです。

またノルウェーでは4月20日に保育施設が開き、翌週には小学校の低学年が通校を再開するそうです。

様々なシナリオを検討した結果、一番慎重なシナリオで進むことを決めたデンマークと同じく、ノルウェーも、「COVID19は管理下にある」としながらも、静かに落ち着いて段々と開国して行くようです。

さて、デンマークでは教育施設再開に向けて、規制(10人以上が固まらない、距離をおく等)を守れる場を確保するための準備が始められています。

政府は、出来るだけ外の活動を増やすように、と奨励しています。

下は最近森で見つけた、子どもたちの「秘密基地」の写真です。


ここに子どもたちの元気な声が戻ってくる日は近いです。