文化にも緊急支援(追記あり) | 大好きな日々の覚え書き

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デンマークの暮らし、教育、天然酵母、麹、発酵の話、旅行の話、子どもたちを通して知ったバレエのことなどなど、ふと頭に浮かんだこと、思ったこと、感じたことをそのまま綴るブログです。

昨日デンマーク首相によって告知された「長期開国計画」を受けて、王立劇場が、2019/2020シーズン(7月31日まで)に予定されていた、残りの全ての公演を中止することを発表しました。

大きなイベントは8月31日まで禁止されることが明確に示されたので、この決断は受け入れるしかありません。

色々な動画を発信してお互いの士気を鼓舞しているアーティストたち、残念だったと思います。負けないで頑張り続けてほしいです。

ちなみに、今は公式サイトからは、オペラ『La Traviata』も観ることが出来ます。とても良いですよ〜!



さて、今日は、公演や展示会が中止になって、経済的な打撃を受けている劇場、美術館、博物館等の文化施設に、「1億4千万クローネ(約22億1千万円)の助成金が出されることが決まった」と言う朗報も届きました。

企業、事業者に次々と助成金が約束される中、政府との交渉に出遅れて、「今はそんな場合(文化にお金を出してくれ、と言っている場合)ではない」、なんて言ってしまったので、多くの文化人たちからバッシングを受けていた文化大臣でした。

最近は、兼任している教会大臣として、「復活祭の礼拝OK」の提案をすれば、国民教会の牧師たちから「現時点で不適当」と却下される、と言う件もありました。

文化大臣として文化の砦の役目を果たせて、ホッとしたことと思われます。

文化と同時にスポーツクラブやボーイスカウト等の団体活動に5千万クローナ(約8億円)への助成金も決まったそうです。

コロナ後の世界でも、文化やスポーツは、精神の発展を支える、人間にとって必要不可欠な活動だと思います。

ちゃんと予算がたって、本当に良かったです。

また、チボリ公園の開園が再度延期されて、5月1011日開園予定になりました。

パントマイム劇場の皆さんのことを思うと、本当に胸が痛みます。

夕日と照明でキラキラ輝く舞台を楽しめる平安な日々が、一刻も早く戻ってきますように!

4月8日追記:
関係ないけれど、昨日の記録なので写真を追加します。

「スーパームーンと庭のマグノリア」、私の写真だと全くわからないけれど、透明感のある美しいお月さまでした。そしてその光に照らされる庭のマグノリア、例年より1ヶ月くらい早く、もうすぐ開花しそうです。