ユールヤータと小さなクリスマスイヴ | 大好きな日々の覚え書き

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デンマークの暮らし、教育、天然酵母、麹、発酵の話、旅行の話、子どもたちを通して知ったバレエのことなどなど、ふと頭に浮かんだこと、思ったこと、感じたことをそのまま綴るブログです。

12月23日、今日はデンマークではLillejuleaften(小さなクリスマスイヴ)と呼ばれる日です。

デンマークでは伝統的にそうする家庭が多いようですが、我が家でも毎年この日はクリスマスツリーの飾り付けをします。

今年は、我が家のバレエ少年が、ツリーの飾り用のユールヤータ(クリスマスのハート)作りにハマって、沢山作ってくれました。



パターンに合わせて紙を切るのも大変で、2つの紙を織り合わせるのはもっと大変です。私にはとても出来ません。

童話作家アンデルセンが1860年代に、世界で最初のユールヤータを作ったと言われています。

下は、ネットから引っ張ってきた、アンデルセンが作ったと言われるユールヤータ(オーデンセ市立博物館保存)の写真です。黄色と緑色の紙で作られています。取っ手が付いていなくて、クリスマスツリーに下げるためのものではなかったのでは?と考えられています。今はもっぱらツリーに下げて、ポケットにはグミを詰めます。



そして23日の午後になると、クリスマスの準備も一通り整った頃なので、家族で集まって、ツリーを眺めながらホットワイン(グルッグ)を飲んだり、クリスマスのお菓子(エイブルスキーバー)を食べながらヒュゲする習慣があります。


上は作成中のエイブルスキーバーの写真。たこ焼きみたいな形のお菓子です。粉砂糖とジャムをつけて食べます。

この時期デンマークでは、冷凍の完成品がどのスーパーでも安く売っていて、自分で作るのはバカみたいですが、作るのもヒュゲの1つなのでこの日は娘と一緒に作ります。

そして我が家の小さなクリスマスイヴの夕飯のメニューは毎年決まっています。

クリスマスの妖精ニッセの好物ミルク粥で〜す。ミルク粥には、ニッセのビールと呼ばれるアルコール1.9%の甘いビールが付き物です。


大目に作って、あまりを翌日(クリスマスイヴ)のクリスマスディナーの定番デザート、リス・ア・ラマンに使います。

さて、最後にもう1つ、今日バレエ学校では、伝統の「クリスマス舞踏会」がありました。

全校生徒やバレエ団のダンサーたちが縦横混じって踊りまくる舞踏会です。

疥癬騒動で神経質になりましたが、先生方がアルコール消毒液を持って構えていて、折々子どもたちの手にシュシュと撒いていたようです。

いつも通り、とても楽しい会だったそうです。

先生方、ご苦労さまでした。
無事に何事もありませんように!

これでクリスマスの準備で誰よりも忙しかった息子も、クリスマス休暇に入ります。

皆さんも楽しいクリスマスをお過ごし下さいね〜〜!