明日11月10日11時、デンマーク王立劇場の旧舞台で王立バレエ学校の8年生、9年生の生徒からなる、世界初の、子供による、子供のためのカンパニー、Kompagni Bの10周年記念ガラ公演があります。
Kompagni Bについては以前説明した記事があるので、よかったらこちらでどうぞ。
いつもだと、中学生だけ対象の公演で、一般の人は観ることが出来ませんが、記念公演ということで、誰でも、早い者勝ちで入場できて、無料で観ることが出来ます。
団員の子供達が、プログラミング、演出、舞台装飾、衣装、音楽、振り付けを全て担当した作品を、自分達で踊ります。
毎年、その年の最上級生(9年生)がリーダーになって作られる作品です。その為、そのクラスの空気を感じられてとても興味深いです。
今年の初め、娘のクラスが担当して制作して作品についての記事もよかったらこちらでどうぞ。
そして、今回10周年で上演されるのは、娘のクラスが制作した作品だそうです。
今、9年生の子たちは忙しすぎて、作る暇がなかったそうです。
しかもトレイラーもリサイクル、舞台で映される映像もリサイクル、実際に踊るダンサーだけが、今の団員たちだそうです。だからある意味で娘も出演しています。
自分達の全霊を吹き込んで作った作品だったので、娘は、私達の作品を盗まれた感じ、、、とちょっと不満げですが、明日は公演後に、過去10年間の団員たちが集まってパーティーがあるそうで、娘は出掛けるのを結構楽しみにしています。
Kompagni Bの元団員の中には、デン王立バレエ団のプリンシパル2人、ソリスト1人を始め、複数のコールド団員がいます。
無料公演には、私だって行こうと思えば行けるのですが、行きません。
他の子が娘の役を演じているのを見て、娘が出演した最後の公演のあの姿を、記憶の中で滲ませたくないから、、、
、、、なんてセンチメンタルに終わりそうになりましたが、毎日普通高校の物理数学コースへ楽しそうに通う娘を見ていると、無理してバレエを続けて、好きでもない文系コース(バレエ学校の生徒が通うのは普通高校ではなく、HFと言って、義務教育後、より高等な教育機関に入るために単位をとる場所です。バレエ学校の生徒は、午前中はそこへ通わなければ行けない事になっています。が、時間に限りがあるので好きな科目を選択できません)に通う事にならなくて、本当に良かった!なるようになったんだ!と満足してます。