もうすぐ新シーズン開始 | 大好きな日々の覚え書き

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デンマークの暮らし、教育、天然酵母、麹、発酵の話、旅行の話、子どもたちを通して知ったバレエのことなどなど、ふと頭に浮かんだこと、思ったこと、感じたことをそのまま綴るブログです。

デンマーク王立バレエ団、今シーズンは8月31日にスタートします。

女性はティーバッグのようなもの。熱いお湯に入れるまで、どれほど強いかわからないものよ」という第32代米大統領夫人、エレノア・ルーズベルトの言葉を引用した後、「新シーズンは、沸騰水に浸されて、行動を起こす、強い女性達が主役のバレエが多い」と、芸術監督がプログラムを紹介していました。

その最初の1人が『ジゼル』です。

芸術監督ニコライ・ヒュップと副芸監シリア・シャンドルフの2016年改訂版『ジゼル』、既にYouTubeに載っています。

初演前に「ジゼルの立場から見た『ジゼル』にしたい」と野心を示していたので、どんな改訂版になるのだろう!?と、とても期待していました。

でも途中で気持ちが変わったのか、衣装と舞台装飾、群舞が全面的に改訂されてはいるものの、物語や解釈は目立った違いが分からない作品が出来上がりました。

同じ年に、ENBでアクラム・カーン版『ジゼル』が発表されて話題になっていたので、デン王立の改訂版を観た時は、少々がっかりしたのを覚えています。

今回の再演も、以来どこか変えたかな?と好奇心はあるものの、凄ーく観たい作品ではありません。

でも、今日「バレエ友の会」で、公開リハーサルのイベントがあったので、せっかくだから行くか、、、と、行ってきました。

今日か明日、両方行きたければ行くことが出来ます。明日行けばオーケストラ付きで観る事が出来ますが、私はピアノだけの演奏で観るのも好きなので、今日行ってきました。

初演で観た時は、色もデザインも嫌いだったミニマリスト的な衣装、そして舞台装飾、今回は悪くないかな?と思いましたし、何度も途中でストップがかかったお陰で、オリジナルの群舞が踊りこまれて行く過程をじっくり観ることが出来て、とても興味深かったです。

『ジゼル』は、たった4回だけの公演予定で、キャストは1組だけ。私の好きなダンサー(Holly Jean Dorger)がジゼル役です。彼女、リハーサルでも見応えがありました。自分で気に入らないと、ストップが掛からなくても中断してやり直したりしていました。彼女が芸監とやり取りする可愛らしい声も聞けて、嬉しかったです。

そんなこんなで1幕のリハーサルだけで一時間半かかりました。

2幕は見ないで、今日から午後のコンテンポラリーのレッスンが始まり、まだ学校にいた息子と外で待ち合わせて、一緒に帰宅しました。

2幕はYouTubeで観ようと思います。



今日は、雨が降ったり止んだりの1日でした。夕方一時晴れ上がり、外を見ると虹が出ていました。