ツール・ド・フランスがやって来る(かも?) | 大好きな日々の覚え書き

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デンマークの暮らし、教育、天然酵母、麹、発酵の話、旅行の話、子どもたちを通して知ったバレエのことなどなど、ふと頭に浮かんだこと、思ったこと、感じたことをそのまま綴るブログです。

昨日の夕方はiPad の画面に釘付けでした。まあ、それ自体は珍しい事でもないのですが、昨日はちょっと特別でした。

何にそんなに惹きつけられていたか!と言うと、昨日と今日の2日間デンマークを訪問している、エマニュエル・マクロン フランス大統領にです。

今回のフランス大統領のデンマーク公式訪問は、1982年フランソワ・ミッテラン大統領以来、36年ぶりという事で、熱烈な歓迎振りです。

その様子が、インターネットでライブ中継されていたので、野次馬根性で見始めたら、離れられなくなってしまいました。

北欧、特にデンマークにはとても好意的で、「フランスはデンマークから学ぶべきことがある」と、(デンマーク人の偏見によると、フランス人には珍しく)謙虚な態度のマクロン 大統領。

デンマーク首相とファーストネームで呼び合ったり、英語が流暢な事もポジティブに影響して、若々しく知的なエネルギーでデンマーク人を魅了していました。

国立図書館の大ホールで、デンマーク首相と共に、学生からの質問に答える、というイベントでの出来事。

ある学生が「私は今年アミアンに行ってツール・ド・フランスをみた、凄く暑かった。今年はデンマークも暑かった」と始め、環境問題の質問をした時、マクロン 大統領は返答をした後、「コペンハーゲンでツール・ド・フランスがスタートするのを見るのが楽しみだ」と言ったのを聞きました。

ツール・ド・フランス(Le Tour de France)は、ご存知の通り、毎年7月に行われる、フランスを舞台にした自転車のロードレースです。

走るのはフランスですが、出発点は、周辺国の年もあります。

(それがコペンハーゲンにやって来る、と言う事なの?)突然の申し出にしては、確信を持ったような言い方だったので(え?ホント!?この場で冗談では言わないよね?)と私は驚きました。

でもそれは、勿論、口が滑って言ってしまった事ではない、と今朝のラジオのニュースで知りました。

マクロン大統領の訪問には、もちろん政治界、経済界のお偉方が同行していて、その中にはツール・ド・フランスの主催者代表もいるそうです。そして「2021年のツール・ド・フランスをコペンハーゲンでスタートさせる」と言う話は決定しつつある事実のようです(2019年はベルギー、2020年はニースでスタートと既に決定しているのでコペンは2021年、うまくいけば来年の春には発表されるらしい)。

まだ先の話ですが、両国の友好の為にも、実現したら、本当にいいなぁ〜〜と思います。

下はスクリーンショットした、昨日の夜のガラ・パーティーの様子の写真です。

フランスのトリコロールに敬意を示して青いドレスの女性が多かったです。

ゲストを迎える、デンマーク王家一族とマクロン  フランス大統領夫妻。

クリスチャンボー城の宴会場

フランス語でスピーチする、マルグレーテ2世女王。女王さまは、2月に亡くなられたヘンリック陛下のお好みの色だったと言う紫色のドレスをお召しになっていました。とても素敵でした。

フランス語でスピーチするマクロン 大統領。フランス人のヘンリック陛下に敬意示す言葉で始まっていました。