昨日長くなるので書けなかった事があります。
カルメル会修道院は、「大きな鹿公園」と呼ばれる昔王室の狩猟場だった森の側にあります。
ミサの前にそこを散歩しました。
17世紀に、フランスのベルサイユに、ルイ14世を訪れ、パル・フォルス式狩猟を体験して感動した、デンマーク王クリスチャン5世によって整えられたものです。
2015年、ユネスコの文化遺産に登録されました。
バロック式、幾何学的に星状に整えられた狩猟場は、自然をも、理性を持って支配していると言う、王の絶対的権力の象徴だそうです。
それが見事に残っているので登録されたそうです。
ある日本人が、「へーそんな簡単にユネスコに登録されるんですね〜〜」って言ってました。
まあ、狩猟場は大きな敷地ですので、森をただ歩いていたら、なんでこれがユネスコの文化遺産なんだ?と不思議に思うのは当然かもしれませんね。
王はゲストと一緒に、星の中心で、狩の様子を優雅に食事をしながらと見守り、獲物を捕らえた、と言うホーンの合図で、最短距離の道路でその場所に向かい、獲物に最後の一撃を与え、狩猟儀式を完了したそうです。(馬と犬に散々追いかけられて疲れ切った鹿の肉には乳酸が多く含まれて、食べられたものではなかったそうで、この狩は食料を得るためのものではなく、王様のゲストへのショウだったそうです)
その星の中心に行ってきました。
真ん中のヘソみたいなのが中心です。その周りに8本の道が真っ直ぐに通っています。上から見るとこんな感じです。
昨日は青い空が広がってとても気持ちのいい1日でした。もみの木の香りと苔の緑色にエネルギーを貰いました。