よりオープンな王立劇場をモットーに、デンマーク人が大好きな無料の催しが頻繁に行われるようになった近年です。
そのうちの一つ「Brunch og Ballet」(ブランチ と バレエ)という催しが今日ありました。
普段の公演時は水以外は持ち込めない劇場の客席に、コーヒーやクロワッサンを持って入り、寛いでブランチを楽しみながらダンサーの朝のトレーニングを見学しましょう!と言うイベントです。
「寛ぐ」と書きましたが、デンマーク語ではhyggeヒュゲと言って、翻訳が難しいので「ヒュゲする」とそのままで書くべきかもしれません。「のんびりと心地良くする」と言う様な意味で動詞で使ったり、「いい感じ」みたいな形容詞だったり、頻繁に使う言葉です。
文化の一つと言えるくらい、どこでも「ヒュゲする」事を大切にするのがデンマーク人の特徴です。汗かいてトレーニングをするダンサーを観ながら自分はあったかいコーヒーを飲んでヒュゲするこのイベントは大ヒット、毎回大勢の人がやって来ます。
時間は10時から約1時間半、ライブストリームされる時もあるのですが、今日は現場(王立劇場旧舞台で公開レッスンが行われる)のみの見学だったので私も出かけてきました。
一人で行くのは寂しいけれど、いつもこう言う催しの時はそうなってしまうのですが、当日の朝になって、やっぱり行こう!と決意するので、レッスンを終えて学校帰りの息子に付き合ってもらう事にしました。「インスタグラムにゲスト講師のリン・チャールズ先生のレッスンだと出ていた、観てみたい」とバレエ少年らしい答えが返ってきました。ヒュゲするとか言って騒いでいるミーハーの私とは違いますね〜!本当にどっちが小学校5年生なんだ!(バレエ学校のスケジュールが14時までみっちり詰まっている娘には「お母さんはいつ大人になるの?」と言われてしまいました。(*^-^)b)
先ずは皆さん飲み物や食べ物を買います。別に買わなくてもOKです。
今日が初日の『ジゼル』の背景を見る事が出来ます。
リン・チャールズ先生のお声は低くめで落ち着いていました。
おまけに『不思議の国のアリス』第3幕の白うさぎのソロを見せてくれました。大好きなロシア人ダンサー、アレキサンダーボジノフ君が踊ったので嬉しかったです。
行って本当に良かったです。
でも残りの週末は家族の為に料理も頑張ります。(お兄ちゃん達も帰ってくるのでとにかく量は沢山作ります。)
ヨーロッパは今晩冬時間に変更で日本との時差は8時間になります。一時間長く眠れるので今回は夏時間に変わる時に比べたら楽勝だ〜〜!
皆さんも引き続き良い週末をお過ごし下さい。