打ち合わせ | モラハラV系バンドマンに飼われてみた
翌日15時に池袋のマックの前で待ち合わせる。
私は少し遅れてしまって、さらに池袋のマックどこ状態でLINEしたら、先に落ち合ってた女の子と彼がふたりで登場。
その女の子は新しいバーの従業員として引き抜いたらしく、水商売に詳しいこともあり、3人で打ち合わせと称して近くの喫茶店に入る。
で、肝心の打ち合わせの内容はと言えば、別にただの雑談でもはや内容も覚えてないくらい。これ集まる意味ありましたか?という感じだった。

「muuちゃん、よう分からんお話に付き合ってくれてありがとう🙇‍♂️」
まぁ、この頃は頼られてるだけでなんか嬉しかったからいいんだけどね。
好きだったバンドマンに会えるだけでもウキウキしちゃうよね。

「仕事(税金関係)の方は、お願いしてもいいのかな…?」
「それは顧問料払ってもらえるのかな?」
「そりゃそうでしょうよ!もちろん払うよ!」
「あ、じゃあぜひお願いします笑」
「タダでやれって言われると思ったの?笑」
「いや、払えるのかなぁ?と思って笑」
「知らない人に頼むより、信頼できる仲間に頼んだ方がそりゃいいよ あ、高いの?もしや」
「どうだろう?」
「そこはYYYY価格にしてもらえると…相場を知らないけど…」

そう言われたらさ、ちゃんと仕事を依頼してくれたのかなと思うじゃない。
まさか、なんだかんだ理由をつけて結局1円も払ってもらえないとは思わないじゃない。
さらにはこっちが無銭飲食したみたいな噂流されてるんだけど、どういうことなのかな?笑
まぁ、それはもっと先の話なんだけど。

この時は大好きだったバンドのメンバーをお手伝いできることが嬉しくて、私で力になれるならなんでもやってあげたい!なんて、相変わらずの脳内お花畑モードだったのよね。

その3日後には紹介した弁護士との対面相談のために法律事務所に付き添い、歌舞伎町の定食屋で親子丼をご馳走になった。
初めて一緒にご飯を食べに行って、しかもお金なさそうなバンドマンにご馳走してもらったらそれはそれは嬉しいよね。
とりあえず記念に親子丼の写真は撮っておいたよ。笑



「俺はmuuちゃんに女性とか元々はファンだとか関係なく、それ以上の信頼と感謝をしてるよ 自分のために一生懸命になってくれる人は大切にしなきゃなって当たり前のことを思います」
「歌で返してくれればいいよ!」
本当にそう思ってたし、彼の歌が大好きだったから、歌っていてくれたら十分という気持ちだったのよね。

「本当に、それはそうだね 抱いちゃいたいとかは、余計かね笑」
「1回くらいは抱いてもらうよ笑」
とはいえ、そりゃ興味あるもんね。
機会があるならぜひ!と思っちゃうよね。笑

「わあ!1回だけとかは寂しいので継続的に抱きたいな」
「それはしてみないとね笑」
この時は本当に1回やらせて?って気持ちだったから、継続的ってなんだ?と思ってた。
体の関係に持ち込んで、自分の言うことを聞かせようとしているなんて思いもしなかったよね。
まぁ脳内お花畑だから気づくわけないんだけど。笑

「急にえっちな会話になってるのうける笑 男女だもの¨̮いいよね 良くも悪くもこんなに自分のために頑張ってくれる女性、抱いてしまいたい!ってなるよ 愛しい!とはなるやんそりゃ」
「YYYYの悪い癖!笑 でも嬉しい!」
「いやほんとそう でもそれで損したことはないよ!これもまた良くも悪くも、ちゃんとみんなに優しいから💦」
「優しいのはわかるよ!だからみんなYYYYが好きなんだよね」
「そうなのかな☹それなら今日昼間からホテル行けばよかったなあ🤔」

そう、私はまだ何も知らなかった。
本当に優しい人間だと思ってた。
こうやって少しずつ人の心に入り込んできて、いずれは支配しようとしているなんて知る術もなかった。
結局それに翻弄されてしまった自分が情けないんだが。笑

「内見ついてくるやろ?笑」
「うん!行きたい!」
「いこいこ👌そんなに俺といてくれて平気なの?おれmuuちゃんいないと何もできないんじゃないの まいったね」
「それちょっと面白い笑」
そんなこと言われたら、キュンキュンしちゃうよね。

「muuちゃんいなくならないでね 困っちゃうから笑」
「死なない限りいるよ笑」
「じゃ死なないでね笑 muuちゃんは生きることについて消極的な面があるから
心配だよ」
「そう?」
いや私、誰よりも長生きしたい人間なんだけど?笑
バンギャはみんなメンヘラだとでも思ってるのかな?

「そだよ!まあポジティブな俺を見ててちょうだいよ」
まぁあなたほどポジティブな人間はいないでしょうね。
ポジティブなのはいいことけどね。
自分大好きなのもいいことだけどね。
この時は少年みたいで可愛い男の子って感じがしちゃってたなぁ。
頼られると嬉しくなっちゃう独身婆特有の悪い癖だね。
何回引っかかれば気が済むんだろう、私は!笑