「まじ寝落ちしそう」
「頑張れ♡」
「あのね。無理かも笑」
「じゃあさ、仮眠する♡」
「んー。…。んー。…。わがままyyyyくん笑」
知ってるよー。自分で言ってるの、かわいい。
「やはり少し寝る。このままやってもパフォーマンス落ちまくりだ(*_*)」
「あるある。ちょっと寝て」
「うん(*_*)muu頑張ってな！♡」
「おやすみ♡頑張るよ♡」
「無理しないようにねー！」
夕方、LINEの無料通話の着信。
なにかと思ったら
「寝ぼけて間違えて電話のとこおしちゃった笑」
寝れたのね。よかった。
不眠症だとか眠剤ないと眠れないとか聞いてたから、本当に心配してたなぁ。この頃は。
「うん。おかげさまで爆睡ぶっこいた。かなり楽になった。muuはずっと仕事してたの？👀」
してたよー。
実はこの時期、私の仕事は繁忙期に差しかかってた。
今考えると、LINEばっかりしてて、よく納期に間に合ったなー。苦笑
「さすがです笑がんば♡」
「ありがと♡」
3時間後、またLINE。
「今日はあかんやつや」
「どした？」
「いや。やる気が再発しなかった(*_*)眠気と肩こりがやばすぎて全然捗らなかった」
「仕方ない。そんな日もある。明日頑張ればいいさ」
「このまま頑張りたいところだがバイトに行かなければ」
行きたくないのね？
「キャバ嬢の気持ちよくわかる笑」
そうね。バーの店員というよりホストみたいだもんね。
ボーイズバーとかメンキャバとかそんな感じ。
行ったことないけど。笑
「おひさー！今日、出勤してんだけど会いたいから来てね♡とか送りたくない。来てくれなくていい」
え？なに？営業までさせられてるの？
「なるべく高い酒をねだれ！だって。あと、カラオケ拒否禁止」
なにそれー！！！ただのショットバーなのに？
「他のバイト見つかったらやめる(*_*)」
飲食店のアルバイトなら他にいくらでもあるのでは…？
一緒に探すよ？
「マジ？！(>_<)💦新宿渋谷練り歩いたけど無かったから諦めてた(>_<)」
そうなの？
自宅の最寄りで探したのかと思ってたわ。
「後あれよね。シフトとか髪とかが融通性というかバンド優先にしてもらえるっていうわがままもあるからなかなか見つかりにくいのかしら(>_<)ツアー行ったりするとどしても入れない時とか出てきちゃうから(*_*)」
そっか。そうだよね。
とりあえず知り合いの店とか聞いてみるよ。
雇ってくれるかわからないけどね。
「もちもち。muuの気持ちが嬉しい。今日明日とホストしてくるわ(*_*)」
「うん。頑張って♡」
「うん、頑張らないっ♡全然頑張らない♡」
「適当に頑張って♡」
この頃、私は本当に応援してたんだけどな。
でも彼はバイト変わる気なんて本当はなかったんだろうな。
それよりもバイトしなくてもいい環境を作りたかったんだろうな。笑
翌日は仕事で出かける予定があったから、早く寝ようとベッドに入る。
「まだバイト？明日早いからもう寝るねー」
「いや、俺も上がった！今から仕事！(*_*)！」
バイトから帰って今度は音楽の仕事か。大変だな。売れないバンドマンは。
「仕事頑張って♡」
「サンキュー♡明日マジで頑張れ♡♡俺も明日頑張る！！一緒に頑張ろうぜ♡」
「うん♡頑張る♡」
「応援してるぞーーー！！！！♡」
「あーmuuんちでゆっくりしたい。寝たい。muuんち好きすぎる。オアシス。笑」
明日早いから寝なきゃだけど、恋する頭はドーパミンとかエストロゲンとか出まくりだから、キュンキュンして眠れなくなっちゃう。
「いつでもおいで♡」
「早くmuuに会える様にマジ仕事頑張るわ♡！」
「うん♡」
これ。muuに会えるようにの前にmuuんちが好きすぎるって言ってるね。
私の家にロックオン！！！！！って感じ？笑
でもこの時は脳内お花畑だから、私も会えるまで頑張る♡なーんて思ってたわけだが。
翌日の午後、仕事が終わって彼に報告。
「お疲れー！！どだった？👀」
そうやって私の仕事のこと聞いてくれるのも好き♡
「俺も5時から作業してたー」
「お疲れさま」
「muuもお疲れ♥」
「ありがと♡」
「今日はどーするのー？👀」
？？？
「これから」
なになに？デートのお誘い？とか？笑
「疲れちゃったからなー。仕事はいくらでもあるけど。休んじゃおかなー」
とか、なんてもったいつけた返事をしてるんだ、私は！！！
「今日は良いと思います♡」
「そう？笑」
「うん。明日からまた頑張れば。今日はゆっくりした方がいい」
あ、デートのお誘いとかじゃないのね。苦笑
「昼食ったー？」
うん。え？もしかしてお昼一緒に食べたかった？？
とか、妄想が膨らむ。
「何食ったー？」
「ラーメン」
「良いな。ラーメン。食いたい」
「お昼食べてないの？」
「うん。まだ。muu飯くいたい」
私が作ったご飯をmuu飯と呼ぶのか…？
そういえば、こないだ家に泊まった日、昼ご飯にパスタ茹でてあげたんだった。
茹でてカルボナーラの素と和えただけなんだけど。苦笑
「あれうまい」
「うん。あれうまいの♡」
「あれ好き」
「あたしも好き♡」
「晩ご飯どーすんのー？」
え？まだ何も決めてないよ。お昼食べたとこだもん。
「食いに行くの？👀」
いや、私、基本引きこもり。
いつも家で作って食べてる。
って、知ってるよね？笑
「作るんだったら食べにいこーと思ったのに。ちっ。笑」
え？え？そういう展開？
食べに来るの？来ちゃうの？
「何が食べたい？」
「え」
え？冗談だったのかな？
「作るよ？」
「なんでも良い。マジ？」
あれ？でも今日バイトって言ってなかった？
「そう。だから。夕方まで仕事頑張っちゃって、バイトまでmuuのご飯食べたいなーって思ったの。疲れたから逃げ場が欲しい」
「バイト何時？」
「20時。でも遅刻可能。笑」
「じゃあ買い物してくる」
なんてフットワーク軽いんだ私。引きこもりのくせに。
「マジ？」
「肉？魚？」
「なんでも良い♡」
「野菜？笑」
ビタミン不足、野菜食べたいって言ってたからね♡
「それはマスト笑」
「つかマジ嬉しい！！(>_<)」
私も会えるのマジ嬉しい！！♡
あれ？でもこれ、野菜マジ嬉しいだったのか？今考えると。苦笑
近所の高級食材スーパーでウキウキ買い物する私。
何作ろうかな～？
初めての手料理だから絶対間違いないやつ。
男性だから肉がいいよねー。
でも彼すぐ来ちゃいそうだから、簡単で美味しい料理。
あれだ！ガパオライス！！
みんな大好きガパオ炒めご飯。
モンスーンの味に一番近いと思うレシピ。Byクックパッド
あ！明日バレンタインデーじゃないの！！
気づいてたけどさ、会えると思ってなかったから、チョコとか用意してなかったし。
仕方ないから、スーパーで売ってたゴディバのチョコを購入。
私が大好きなホワイトチョコ。多分、彼も好きなはず。
だって、私たち似てるから♡
脳内お花畑満開！！！！！
彼は思ったより早く最寄りの駅に着いたって連絡くれたけど、
「でもちょっと他寄ってから行く」
って、何かと思ったらユニクロで部屋着を買ってきた。
私の家用だって。
猫の毛だらけになっちゃうからね。
しっかり着替えてくつろぐ彼。
バイトだから飲まないかと思ったけど、飲む気満々で、ご飯食べながら前回飲み残したワインを飲む。
チョコもやっぱりホワイトチョコ好き♡なんで知ってるの？って言ってくれて、でも食べずに持って帰ろうとするから、えー私も食べたいんだけどって一緒に食べた♡
今考えると私に合わせてくれてただけなのかなーと思うけど、いつも美味しい美味しいって食べてくれるところは好きだったな。
彼はバイトなのに、もう完全に遅刻な時間まで家にいた。
私はちょっと酔っ払ってきちゃったし、もう休んじゃえばいいのにーとか思ったけど、2時間だけでも行くって22時くらいに帰ってった。
で、しばらくしてLINE。
「muuマジでありがと、ホント癒されるわ。マジちょっとしんどいけどまた早くあいたいからいま乗り切ってがんばる(>_<)！」
「どういたしまして♡つか、この酔っ払いどうしてくれるの？笑」
ショボンとしたスタンプ。
「うそうそ。頑張って♡」
「んー！！！今度はゆっくりする！♡」
で、バイト後LINE。
「muuのご飯マジうますぎてやばかった。毎日食べたいレベル笑」
きゃ♡
嬉しすぎる！！！
毎日食べたいレベルって最高の褒め言葉じゃない？
変換するとお嫁さんにしたいレベル？←言ってないし。
脳内お花畑満開！！！！！
「あたし酔った」
「あれからまた飲んだん？」
「ううん」
「酔った方が可愛くて好き」
えー。そんなこと言われたことないけど。
でも嬉しい♡
「muuといると癒されるわマジで」
ほんと？
「うん」
「ありがと♡」
素直に嬉しい♡
「俺の方がホントにありがとだよー♡」
「じゃあ頑張れるね♡」
「うん、頑張る！マジで音楽でぜってー成功する」
「応援してるよー」
「サンキュー♥俺も応援してる！」
「来週のアタマとかは忙しいの？👀」
仕事はいっぱいあるけど、yyyyに会えるなら頑張るに決まってる。
でも、必死な感じは出したくないじゃない？
出かける予定はないよ～みたいに答えておく。
「月曜の夜バイト終わって終電あったらmuuんちいきたいー」
「おいで」
何ねーさんぶってんだ私。
「やたー！muuといる時一番落ち着く」
やばー♡そんなこと言われたらもうキュン死だよ♡
yyyyのこと大好き♡
でもね、きっとこれがターゲットロックオン！！
muuんち侵略大作戦の始まりだったのよね？笑