Muuseo Vox

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"コレクションでミュージアムを" のミューゼオ編集部より、物たちが大好きな人に向けて。

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冬でも元気に博物館めぐりです、shikibuです。

隅田川のほとりの日本文具資料館。
前回の続きです!

後半は文房具の代表格、筆記用具です。

現代では生活の中に当たり前のよう存在する文房具ですが、
金属ペンが使われるようになったのは19世紀に入ってからと結構最近。

日本文具資料館には筆記用具の歴史も解説されており、
金属ペンよりも前の時代に使われていた葦の茎で出来たペン、
粘土板に文字を刻むための石や金属のスタイラスや
鳥の羽根を使ったつけペンを再現したものなんかも展示されています。
(画像は無いけれど…)

金属ペンではないんですが、
ファーバーカステルの14~15世紀頃の銀の鉛筆のレプリカ品がカッコイイ!
上部の曲線がたまりませんね。
こちらはファーバーカステル社からの寄贈品らしいです。
キャプションが(西ドイツ)っていうのが時代を感じます。


続いて
結構新しい文房具、万年筆は国内外のものがずらり。
新旧入り乱れています!



もちろん、ペン本体のみならず各国ペン先や…



インクの瓶や箱もズラリ!
それにしても、こちらの資料館は照明が暗くて映り込みが激しいです…



シャープペンシルと万年筆、ハサミが一体になった三徳ペンも。

やたらメカニカルでかっこいいです。



コレクター魂を刺激する日本の鉛筆の懸紙コレクションです!
乃木大将パッケージ!
女学生用!




もちろん、西洋のものだけではなくて東洋の展示もあります!
東洋での主役はやっぱり筆です!
なかでも日本の誇る携帯筆記用具、矢立。
ポータブル筆&墨、先人の知恵ですね。

初期のものは箱っぽい檜扇型。


時代が進むと時代劇なんかでみる形に。
様々な意匠が凝らされていて楽しいです。



色々な動物の毛で作られた筆も。
左から、うさぎの口ひげ、ヤマドリの羽根、鷲の羽根、孔雀の羽根。
それぞれ、独特の味わいのある字がかけるんだとか。

 
筆を収納するために使うごっつい筆立て、高そう。


間の抜けた顔がカワイイ印盒。
印泥(朱肉)を入れるための器です。



最後に発見!出口近くにあった任天堂のポスター!

ご存知任天堂は、もともと花札の会社ですものね!

ニンテンドーHDですよ、ニンテンドーDSどころじゃないですね。



他にも面白いものは色々あったんですが、
暗くて上手に写真が取れないところもちょこちょこ。
入場無料だし、近くへ行った際は一度行ってみては?
 

日本文具資料館
〒111-0052 東京都台東区柳橋1丁目1-15
03-3861-4905
【入館料】   無料
【開館時間】13:00 ~16:00
【休館日】 土日祝日
http://www.nihon-bungu-shiryoukan.com/

こんにちは、Jennです。




博物学趣味な、今風の品を紹介する「博物学趣味への招待」。


もう「招待」でなくて「紹介」でいいかもしれない、そろそろ・・・・。






いつも何かしら気になるものがある私ですが、最近、注目しているのが、「鉱物」もの。




パワーストーンブームを過ぎて十数年、石ものインテリアなんて全然新しくないんだけど、


最近フィーチャーされている「石もの」は、質感が違う。




無機質ごつごつ、ザラザラ触感とか、天然の造形そのままが凄くお洒落。




ちょうどいい感じに女の三種の神器、ジュエリー、ヘア、香りにまつわる鉱物アイテムをみつけたので、


ちょっとお付き合いください~~。








Anthropologie Jewelry Box





鉱物標本を超える存在感!


デザートローズ(砂漠のバラ)を蓋に飾った、Anthropologieのアクリル製ジュエリーボックス。


あえて、キラッキラのラインストーンのジュエリーを入れたい。




今は「心の時代」というか、均一化された商品やプランよりも「ユニーク(唯一無二)であること」の価値が追及される時代だからこそ、の品なのかも。


ビジュアル先行で、「おお、いいなあ」と思って、よく値段を見たら、想定よりゼロが一つ多かった、っちゅう


どうでもいいオマケつき。






私、この年末年始に、日本では春先公開予定のディズニー映画


「アナと雪の女王(原題:Frozen)」をYoutubeで見ちゃったのですが、(ダメですね・・)


氷の世界のファンタジーにどっぷりつかったところで思い出したのが、


クォーツの塊をそのまま使った、Pluie(プリュイ)のヘアアクセサリー。


雪の女王エルサの氷の城のイメージ。




pluie1





なんとなく昔、「美人は体温が低そうに見える」とどこかで読んだのを思い出した。


これ、体温低そうに見えるから、美人アイテム決定。




Pluie(プリュイ)はロサンゼルスで活躍されている日本人ヘアスタイリストさんのブランドだそう。




Pluie2



Ron Hermanでお取扱いアリです。






ちなみに「アナと雪の女王」は、大人が見たら、主人公姉妹の妹、アナよりも姉のエルサに感情移入するはず。 


デミ・ロバートの歌う、「Let it go」て歌も開放感がたまらなく素敵。


公開されたら映画館でちゃんと見よう・・。








冬は寒くてすっかり出不精になる私、家で映画見たりして過ごす時間が長い。


そんな時間のために、お気に入りの香りを見つけることは大事じゃないですか?




去年見つけたアロマもので驚いたのがこちら。


香りものの形態ってあらから出尽くしたと思ってたのに!!






Mad et Len amber


Mad et Lenの琥珀や溶岩石(ラーバストーン)のポプリ!






Mad et len larva stone



打ち出し鉄製のシブシブな容器も私好みな、ストーンポプリ。


香り+アルファのエネルギーを感じられる、素材チョイスがいい。




オーシャンガラスとか、型どりしたセラミック、テラコッタなんかにアロマオイルを染み込ませたポプリは知ってたけど、ラーバストーンや琥珀がポプリになるとは思わなかった。


考えてみたら、あの多孔質は向いてそうだよね、ポプリに・・。




どれも神秘的で大人向けラグジュアリー感がある。


すごく洗練されてるのに、旅のお土産のようなナチュラルさ。




ジュエリーボックス、ヘアアクセ、そして香り。


どうでしょう、女の3種の神器。


こんなラインナップで固めてみるのも面白いかも!



もう今年も残すところ10ヶ月ですね、shikibuです。

 

前回に引き続き、上野公園内の国立科学博物館です!

古今東西色々なものが展示されているので、

どんな人でも1つは興味のあるものが見つかります。

 

前回ご紹介した動物が一番好きなんですが、

次に好きなのはこちらの展示室。

 

 

 By Momotarou2012 (Own work) [CC-BY-SA-3.0], via Wikimedia Commons


1つの小部屋が丸ごと1つの展示空間になっている、鉱物展示室です。

入り口部分以外の四方にズラリと日本各地の鉱物や隕石が展示されています。


こちらはズバリ「櫻井鉱物コレクション」!

櫻井欽一博士によるコレクションでその一部はHPでも見られます。

櫻井鉱物コレクション

櫻井コレクション(鉱物)は,櫻井欽一博士が小学生の頃から収集された日本最大の個人鉱物コレクションで,日本産鉱物種約1000種のうち90%以上を網羅しており,また世界全体の鉱物種4000種の約60%をふくんでいる.


調べてびっくり!

櫻井博士はアマチュアスタートの後、

ほとんど独学で鉱物学を修めたすごい人だったんです。

櫻井欽一博士は,昭和7年19歳の若さで,日本鉱物誌第三版編輯委員会委員長の福地信世に認められて委員に推薦されている.その書は日本産鉱物の種類を系統分類順に配列し,それぞれについて産地・産状・共存鉱物・形態・研究データを記述するとともに,そのもとになった標本を保存しておくというものである.


本業は神田にある鶏すき焼きの老舗「ぼたん」(食べログリンク)

今でも人気のお店です。

博士は家業の料亭『ぼたん』の経営のかたわら,ほとんど独学で鉱物学を修めながら標本と情報の収集に努力し,その一部は昭和22年12月に日本鉱物誌第三版(上)として,東京大学鉱物学教室伊藤貞一教授との共著として公表された.英国の専門誌Mineralogical Magazineは,「戦後の混乱の中でなされた奇蹟の出版」という書評を掲げ,その刊行に最大の敬意を払った 

自分はこんな年齢まで何しているんだろう?と思わされますね…

悲しいことはは忘れて、展示室を見て行きましょう!

こちらの展示室も暗いので、例によって写真がかなりアレな具合に…

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パッと目を引くような色鮮やかな鉱物はもちろん…


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渋い鉱物や…


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宝石としても扱われるオパールや…


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みんな大好きで結晶がきれいな石英もたくさん!


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地球外から来たかのような鉱物や

もはや全く知らない鉱物だらけ。


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鉱物展示室はちょっと薄暗い中、

四方をライティングされた鉱物に囲まれるちょっと不思議な空間。

他のお客さんが誰も居ない時はこの空間を独り占め♪


展示室を出てすぐのケースに大きなものが展示されています!

結晶が綺麗で見応えがありますね。


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鉱物コレクション以外にも国立科学博物館には

所蔵品がたくさん!


恐竜化石や貝類、ダイオウイカに零戦、月の石etc...とにかく幅広い国立科学博物館。

ココへ来れば、自分ではなかなか気付かない新たな趣味を発見できるかも!?

前回の国立科学博物館(1/2)を読む


国立科学博物館

〒110-8718 東京都台東区上野公園 7-20

03-5777-8600

【入館料】   常設展 大人620円 高校生以下 無料

【開館時間】9:00 ~17:00

【休館日】 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)

https://www.kahaku.go.jp