日本文具資料館 (2/2) | Muuseo Vox

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"コレクションでミュージアムを" のミューゼオ編集部より、物たちが大好きな人に向けて。

冬でも元気に博物館めぐりです、shikibuです。

隅田川のほとりの日本文具資料館。
前回の続きです!

後半は文房具の代表格、筆記用具です。

現代では生活の中に当たり前のよう存在する文房具ですが、
金属ペンが使われるようになったのは19世紀に入ってからと結構最近。

日本文具資料館には筆記用具の歴史も解説されており、
金属ペンよりも前の時代に使われていた葦の茎で出来たペン、
粘土板に文字を刻むための石や金属のスタイラスや
鳥の羽根を使ったつけペンを再現したものなんかも展示されています。
(画像は無いけれど…)

金属ペンではないんですが、
ファーバーカステルの14~15世紀頃の銀の鉛筆のレプリカ品がカッコイイ!
上部の曲線がたまりませんね。
こちらはファーバーカステル社からの寄贈品らしいです。
キャプションが(西ドイツ)っていうのが時代を感じます。


続いて
結構新しい文房具、万年筆は国内外のものがずらり。
新旧入り乱れています!



もちろん、ペン本体のみならず各国ペン先や…



インクの瓶や箱もズラリ!
それにしても、こちらの資料館は照明が暗くて映り込みが激しいです…



シャープペンシルと万年筆、ハサミが一体になった三徳ペンも。

やたらメカニカルでかっこいいです。



コレクター魂を刺激する日本の鉛筆の懸紙コレクションです!
乃木大将パッケージ!
女学生用!




もちろん、西洋のものだけではなくて東洋の展示もあります!
東洋での主役はやっぱり筆です!
なかでも日本の誇る携帯筆記用具、矢立。
ポータブル筆&墨、先人の知恵ですね。

初期のものは箱っぽい檜扇型。


時代が進むと時代劇なんかでみる形に。
様々な意匠が凝らされていて楽しいです。



色々な動物の毛で作られた筆も。
左から、うさぎの口ひげ、ヤマドリの羽根、鷲の羽根、孔雀の羽根。
それぞれ、独特の味わいのある字がかけるんだとか。

 
筆を収納するために使うごっつい筆立て、高そう。


間の抜けた顔がカワイイ印盒。
印泥(朱肉)を入れるための器です。



最後に発見!出口近くにあった任天堂のポスター!

ご存知任天堂は、もともと花札の会社ですものね!

ニンテンドーHDですよ、ニンテンドーDSどころじゃないですね。



他にも面白いものは色々あったんですが、
暗くて上手に写真が取れないところもちょこちょこ。
入場無料だし、近くへ行った際は一度行ってみては?
 

日本文具資料館
〒111-0052 東京都台東区柳橋1丁目1-15
03-3861-4905
【入館料】   無料
【開館時間】13:00 ~16:00
【休館日】 土日祝日
http://www.nihon-bungu-shiryoukan.com/