6月17日(月)
16日は、長女家族が、父の日に合わせて帰省。
婿殿は、社員旅行と重なったので、欠席。
前日に、父の日のプレゼントとして、佐賀牛のハンバーグとすき焼き用が届いている。
父の日には一日早いけど、夕食はハンバーグにした。
「高いのに」と、私はまだ子供の学費にかかる家計を心配するけど
「ふるさと納税の返礼品だから、大丈夫!」
そう言えば、次女もふるさと納税をしている。
私ら夫婦は、ふるさと納税の仕組みがイマイチ分からないので、やったことがない。
長女が、ハンバーグをオーブンで焼こうとしたら、1番目孫が、フライパンで焼き目を付けてから、クッキングシートに乗せて、オーブンに入れた。
これが、ハンバーグの美味しい焼き方なんだそうな。
長女が、チャチャっとソースとサラダを作ってくれ、次女も加わって、賑やかな夕食になりまし
た。
「大勢で賑やかに食べる食事は美味しいな」
夫が、2杯目のお酒をレンチンしながら言う。
「ジィジのお酒が進むのが困るんだけどね」
と、次女。
どさくさに紛れて、3杯目を酒瓶からコップにつごうとする夫に
「もうダメダメ! 飲み過ぎ!」
と1番目孫がとめるが、これだけだからと、つぐ手を止めない。
「飲み過ぎたら、もう来ないからね」
と、珍しく手厳しい事を言う末孫。
「そりゃ困る」
と言いつつ、そのままレンチン。
「いくら何でも、3合は多いでしょう」
「大丈夫だ。この前Tさんと2人で一升開けたんだから」
「だから、庭でひっくり返ったんじゃない。
玄関があく音がしたのに、ちっとも入ってこないから、見に行ったら、芝生の上に腰を下ろしてたんだよ。1人で立ち上がれないんだから」
と、私にバラされて、苦笑する。
「1番目孫君と半分こしなさい。折角の高級ハンバーグの味がわからなくなっちゃうよ。お酒はそれくらいにして、早く食べて」
「バァバは冷たいな」
「そんなことない。足がふらついてるし、呂律が回らないじゃん。もうだめだよ」
孫に援護射撃を求めるが、逆に嗜められて、渋々、それでも嬉しそうにハンバーグに箸をつける。
父の日の前倒しだから、ホントは飲みたいだけ飲ませてあげたいんだけど、体が大事だからね。
夫は、ハンバーグと付け合わせの野菜を、半分1番目孫のお皿に移す。
夫は、昔から酒のツマミは、ほんの少しあれば良い。
刺身なら、3切れ。
焼き鳥なら、一本。
それに、キムチや漬物を少しずつ。
そして、夕食は、私の半分。
実に省エネタイプ。
夫は、静かに食事を終えて、歯を磨き
「じゃ、お休み」
と、ふらつく体を、壁に手をついて支えながら寝室に行った。
後で寝室を覗くと、キチンと毛布を掛けて横になっていた。
その後、私達は、蛍を見に、「ほたるみ館」へ。
駐車場に車を停めて、川沿いの遊歩道を歩く。
夫はまだ早いと言い、次女は、今月上旬までとホームページにあったから、遅いかもと言う。
どちらが正しいか分からないけど、
「あ、いた!」
「どこ!」
「ほら、あそこ! 葉っぱの先っちょ。光ってるでしょ」
「あ、ホントだ! あっ、こっちにもいるよ!」
「あ、飛んでる飛んでる」
と、見つけては大騒ぎするくらい少なかった。
駐車場に戻ったら、車から降りた高齢のご夫妻に訊かれた。
「蛍、いました?」
「すこーし」
お2人は、遊歩道へ下りていった。
それから私達は、伊奈ヶ湖へ行く途中にある、「おそとのてらす」へ夜景を見に。
あらまあ!
田舎も、随分と夜景が綺麗になったものだわ。
我が家もあの中にあるはず。
ジィジ1人で寝ている家が…。