レッスン見学の時、体験レッスンに
やらないよ
来ないよ
と言って帰った5歳のK君。
今日初の体験レッスン日。
あれほど頑なにやらないと言ってたんだもの
無理だなあ
お母さんは大丈夫、連れてきますとおっしゃったけど・・・
来る・・・来ない・・・来る・・・来ない・・・・
花びらを1枚1枚むしる花占いの心境。
約束の時間5分前に車が庭に入って来た。
ドアがバタンと閉まる音。
もう一回バタンとしまる音。
ということは二人降りた。
一人はお母さん。
ということは
もう一人は?
じぇじぇじぇ~
K君?
レッスン室の入り口が開いて
こんにちは
とお母さん。
続いて・・・
お~~ K君だ
こんにちは~ K君
こんにちは
小さな声だけど
ちゃんと言えたよ
今日はお口、持ってきたね
K君、上がりかまちに腰掛けたまま
足をブラブラ
中々靴を脱ごうとしない
やっと靴を脱いでスリッパを履いて・・・
お母さんの手をしっかり握ってぴったりくっついている。
うふふふ、案外甘えん坊さんね。
私とお母さんとで少しお話して
(K君は前回同様無言なので・・・)
では、始めましょう。
「お願いします」のご挨拶
うちでは、「お願いします」とはっきり言って
お辞儀ができることを大事にしている。
大抵2,3回で合格。
K君も2回で合格。
・・・声が小さいけど、今日は許す・・・
ピアノに座る前に、気持ちを解すべく
K君ちのピアノと先生のピアノ同じかな
などと話しかけてみる
ちょっとちがう
出ない音もあるよ
と少しずつ応答してくる。
なんかいい感じになったところで
ピアノの前に座る。
ドの音の見つけ方を教え
私とK君でドの音で
リズムの模倣遊びをする。
初めてなのに
どんなリズムもきちんと返してくれる。
すごいね。全部できたよ。
リズムカードを出すと
これ 知ってる
この前 見た
S君のレッスン覚えてたんだね
4枚だけやってみる。
難なくできた
今日は、これでおしまい。
おうちに帰って、おばあちゃんにどんなことやってきたの?
って聞かれたら、答えられるかな?
ド・・・とか、チョキ・・・さよーなら、がんばれがんばれ・・・
と断片的に身振りを交えて答えてれた。
うんうん、そうだね。
きっとおばあちゃんにはきちんとお話できるでしょう。
15分のレッスン終了。
(体験レッスンの時間は決まっていなくて
子供の様子を見て、切り上げます。)
どう?見ているよりやったほうが楽しいでしょ?
楽しいねえ とお母さん。
・・・K君に聞いてるのになあ・・・・
K君・・・・・・・・・・・・・
来週も待ってるからね。来るねK君?
来るね?とお母さん。
・・・う~~ん、どうしてこう先回りして答えちゃんでしょう。
私K君に言ってるのに・・・
子供の前では、お母さんに注意する訳にもいかず・・・
K君・・・・・・・・・・・・・・
玄関を出る時
また来週ね
と言ったら
手を振ってくれた。
「来ない」とも「いやだ」とも言わなかった
水槽のメダカの稚魚を見て
○○にもいるよ
と言ったり
私とお母さんの話に入ってきたりしたので
ただ、恥ずかしいだけで
案外ピアノに関心があるのかもしれない。
あと3回の体験を終えることができるかなあ。