これから自然界の仕組み、植物の仕組み、食と健康、協生農法を学ぼうとする読者に是非見ていただきたい動画がある。
有機農法から自然農へと移行した若き農家。
動画のタイトルは「有機栽培やめた理由」15分間
これまで見た農業関係の動画の中で最もわかりやすくて感心、言葉を選びながら謙虚に3つの理由をまとめている。
1番目は有機の食味であり、堆肥によって野菜の味は変化、ミニトマトとモロヘイヤの味の8割が同じ堆肥の味だったことに衝撃。
2番目は健康で、明らかに有機堆肥による病害虫の猛攻でネットなしでは全滅、自然界では生き残れない野菜を作っているのではないかと気づいたお話。
3番目は発育スピードで、自然農の3倍から5倍の猛スピードで発育、どんどん欲が芽生えて来ると言うお話。
当人は自然界の仕組みを知りたくて農業を始めたが、そんな余裕もない工場フル稼働のような生産法に疑問を持って自然農へ移行。
野人理論に登場する「異物」、「早期肥大」、「細胞バランス」「大地は工場」と言う言葉の意味がよくわかる動画だな。
とにかく引き込まれて面白い。
化学肥料栽培よりもオーガニックの方が、はるかに自然界の仕組みに反して健康・環境破壊のリスクが大きい。
化学肥料を使った農地は再生するが、オーガニックの歴史が長い農地は土中に止まり続ける有機異物で再生出来ず、協生農法はやれない。 通気性がなければ有機の分解は不能。
自然農、自然農法は不耕起で自然界に近いが、リンゴの木村さんが提唱する自然栽培は耕起もビニルマルチもあり。
耕起を繰り返せば完全な細胞の植物は出来ず、ビニルマルチは自然界の表土と循環の仕組みを妨げることになる。
健全な植物の根が生命の聖域である表土の仕組を築く。
自然界の仕組み、循環の仕組み、表土の仕組、植物の仕組みが解明、理解されれば農業の在り方も変わるだろう。
成分効能・栄養に固執する限り現状の問題は解決出来ない。
これらの基本的な学問が何一つ存在しないから、農業の迷走・環境破壊だけでなく健康破壊の悲劇を招く。
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