郁子の楽園 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

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郁子と書いて「ムベ」と読む。

郁は香りが良いことを意味し、子は実を意味する。

つまり、香りのよい果実・・なのだが、香りはよくわからない。

 

アケビもムベも同じアケビ科だが、アケビは落葉性でムベは常緑。

アケビは熟すと実が割れて果肉が現れるが、ムベは割れない。

味はムベのほうがねっとりとしてやや美味しい。

 

この郁子の大群落を見つけた。

見つけたのは昨年の春だったが、今回調査するとその量は半端ではなく、犬も歩けば・・いや、車も走れば郁子に当たると言うほどだ。

 

協生農産物としてアケビとムベを比べると・・

アケビの実のサイズの差は大きく、ムベは安定。

アケビが開けば実は空気に触れて乾燥、流通が困難だが、ムベは開かず食べ頃の期間も長い。

アケビは場合によってはどっさり実るが、ムベはパラパラ・・これがこれまでの郁子の認識だったが、そうでもないようだ。

 

昨年に続き、今年もどっさり実を付けた事例を耳にした。

個体種の差によるものか、環境・条件によるものか年内に解明して見せる。

常緑の郁子は重要な協生農産物になるかもな。

 

 

ムベの名の由来は天智天皇の言葉・・

 

ムベの語源は天智天皇の一言だったようだ。

琵琶湖のほとりに狩りに訪れた時、8人の男子を持つ健康な老夫婦に絶倫の秘訣を聞いたら、無病長寿の霊果があり、毎年秋には食べていると答えた。

それを食した天皇は「むべなるかな」と得心したと言う。 まさしくその通りと言う意味だ。

そして「この霊果を例年献上せよ」と命じた。

諸国からのお供え物を紹介した10世紀の書物には、近江の国からムベがフナやマスなどの魚と一緒に朝廷へ献上されていたと言う記録が残っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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