サルナシの花 雌雄の判別法 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

雌花

雄花

左 雌花と  右 雄花

雌花

雄花

 

 

先日、「マタタビのオス株が実を付ける理由」を書いたが、キウイはこのマタタビ科であり、サルナシもまたマタタビ科だ。

南方系のシナサルナシがニュージーランドに持ち込まれて品種改良されたものがキウイだ。

 

この種は雌雄異株でメス木だけでは実を付けない。

シナサルナシの原種に当たるサルナシ北海道から日本全土に分布。

独特の芳香を含み、生食、酒、ジャム、どれにしても木の実の中では最高峰との声が高い人気の果実だ。

キウイが嫌いな野人もまたサルナシが最も大好物。

 

自生するサルナシはオス木が圧倒的に多く、メス木もまた隔年結果で毎年食べられるとは限らない。

この日も同じ地域で10種以上の株から花を採取したがメス木の率は20%未満だった。

 

花を見れば一目瞭然で見分け方は難しくない。

雌花は果実になる木緑色の玉の上に傘のように白いメシベを伸ばし、周囲をオシベが取り囲んでいる。

しかしこのオシベは見掛け倒しで機能しない。

 

雄花と比べるとわかりやすいが、雄花のオシベは黒々として、雌花のオシベは色が薄い。

白髭は雌花、黒ゴマは雄花、これがわかりやすい。

 

今回は確かに間違いないオス株探しが目的。

メス木は昨年販売、オス木も挿し木で増やして提供、混生しなければ実を付けないからだ。

 

昨年の春、挿し木でメス木を増やし立派な苗に成長した。

農園だけでなく、条件に合う野山にも植え付けている。

豊かな森になれば野人だけでなく鳥も喜ぶだろう。

 

 

見事な大サルナシ  シワシワで甘酸っぱく 食べ頃

 

 

 

 

 

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