風流 イワタバコとハナイカダ | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

 

巨大岩煙草 と ちっこいイワタバコ

岩からいきなり葉っぱが生える

イワタバコの群生

山水

ハナイカダ  葉の中央に花が咲き 実が・・

膨らみ始めている  実を2個つけるダウン葉もある

マタタビ

ヤナギイチゴ  6月には小さな実が黄熟

タラの木

オニグルミ

宮川

 

 

 

イワタバコと呼ばれる山野草がある。

貴重な植物で、湿った岩肌からいきなり葉っぱが一枚生えて来るのだ。 土もなく、コケくらいしかない岩盤に群生した葉は何とも面白い光景だ。 初夏には葉の付け根に可憐な花を咲かせ、園芸種としても利用されている。

葉は時にはホオバのように巨大になり、その形がタバコの葉に似ていることからこの名が付いた。

 

漢方では生薬名「苦苣苔」クキョタイ、健胃薬として用いられる。山菜としても利用され天ぷらにすればほろ苦く美味しい。

 

ハナイカダもまた独特の生き方をしている。

葉の真ん中に花が咲き、実がなるのだ。

葉を筏に見立て、花が乗っているところからこの名がついた。

触れてみるとわかるが、花柄が葉にくっついて中心までの葉脈が太くなっている。

つまり花柄をどの植物よりも早く合体「省エネ」したようだ。

 

木は大きくはならず5月に花を咲かせ6月には黒い小豆大の実をつける。

若葉は山菜としておひたし天ぷらで実は甘く生食出来る。

葉は茹でても縮まないところから、飢饉の時の粥の増量食材として使われていた。

昔、国が布令して植栽を進めたリョウブと同じだ。

 

キイチゴ類の大半はバラ科でトゲを持つが、ヤナギイチゴはイラクサ科でトゲがなく、甘く食べられるが他のキイチゴ類ほど美味しくはない。

新芽を伸ばすマタタビはこれから花が咲き、トウが立ったタラは葉先の柔らかい部分を天ぷらにすれば美味しい。

ヤマウドの葉先の新芽や、1mにも伸びたタケノコの先の部分が美味しいのと同じ。

 

 

 

イワタバコの花

https://ameblo.jp/muu8/entry-10629104841.html

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ハナイカダの果実

https://ameblo.jp/muu8/entry-10578156829.html
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      黒熟した実

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