協生農法 葛藤の日々 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

 

2006年の10月から庭で3㎡のミニ実験、 2007年の2月に協生農法理論を創り、3月に1反の本格実験むー農園を造った。

1年後の2008年の3月からブログに理論の公開を開始した。

 

協生農法理論を組み立て文書にした期間は1カ月。

それに費やした庭での実験は直前の3カ月。

協生農法理論はあっと言う間に誕生した。

 

つまり、野菜嫌いで農業などやったことない狩猟民族の野人が小さな家庭菜園を始めて4か月後には本一冊分の農法理論が完成。

試行錯誤、苦節数十年などとはまったく無縁

「こんなもん簡単じゃひらめき電球」と、ホイホイ作っちゃった。

 

簡単だったのは、頭の中には幼少から半世紀以上蓄積された野人理論、生き物に関する協生理論の基礎が出来上がっていたからであり、それを農法に応用してまとめただけだから時間はたいしてかからない。

理論として組み立てるのが面倒なだけで時間もかかった。

直前のミニ実験も最後の確認、理論ではなく収量計算の為だけだった。

 

理論創立は難しくもなく葛藤などは全くなかったが・・

そこからの波及期間が長く葛藤の日々が続いている。

 

理論公開だけであっという間に広まると確信、後は高見の見物、自ら農業モデルを作る気はなかった。

過疎化集落から依頼があれば無報酬で軌道に乗るまで面倒見るつもりだったが・・・全く反応がなかった。

 

理論を創るまでの数年間、本業の傍ら県の講師としても農山村漁村の過疎化対策に取り組み、各自治体や過疎化集落へ派遣されて講演や講師を務めた。

協生農法理論は過疎化を解決して衰退した農業の復興、さらには世界から飢餓を無くし環境も健康も同時に復元させる為に作った。

 

しかし・・・周囲の農家だけでなく、友人の県の農林課長もまったく理解出来なかった。

世界の常識とは正反対、化学農法、有機農法、自然農法とも異なり理解し難かったのだろう。

 

いくら熱心に話しても反応どころか聞く耳も持たないので、お野人ガックリ・・

 

仕方なく、ブログ開始から毎日のように農法理論をどっさり載せ続けた。 日々書かずともまとめた原稿が山のようにあったから容易にそれがやれる。

改行もせず細かい字がびっしり、長い理論記事を毎日3編・・無愛想汗

これでは誰も読むはずないしわかるはずもなく、ブログは理論保管庫のようなもの。

 

2009年の7月に今野さん、12月に原人がやって来て、2010年の1月に原人が野人農法を協生農法と改名、有志が集まり研究会「セファリ」を立ち上げ大磯の原人宅に隣接する宅地に「大磯実験農園」を造成した。

 

原人と今野さん、本の表紙に2人を載せているのはこの時から同じ志を持ち同じ道を歩き続けた仲間だからだ。

 

2011年、原人の研究場所がソニーに移った為、データを自由に公開出来ずセファリは休眠した。

2016年、原人はアフリカで結果を出し、2018年、ネイチャー誌に掲載、理論は世界の科学に認められ、世界各地、学界から声がかかり走り回っている。

 

野人理論は野人の生涯をかけて構築されたものだが、それを応用した農法理論を構築してここまで来るのには13年を費やした。

原人がいなかったら相変わらずスタート台のままだっただろう。

 

野人理論もそうだが、協生理論は難しく容易には受け入れられなかった。

それは今も同じで野人の葛藤は続いている。

葛藤と言っても迷いではなく、どうすれば理解されるのか、その手段を13年間考え続けている。

 

理ではない心の理解は困難だが、明確な結果の出る理論なのだから必ず理解しやすい教え方はある。

心の納得はともかく理解は出来るはずなのだ。

野人にとっては簡単な当たり前の道理だが、何処が難しいのか考え続けた。

 

しかし、今もそれがはっきりとはわからない。

量の多さと理論の連結、連立方程式の組み立て方だろう。

世界の誰もがこのような思考手段を持たないのだから。

 

理論が学問分野を超えて広域に及ぶこともある。

「勉強しない中学生でもわかる」が、野人の口癖だが。

頭の中にあまりにも余計なことが詰まり過ぎている。 詰まっているものに確固たる理がなければ、理解の妨げになる。

だから常識の間違いも並行して10年間書き続けた。

農学だけでなく、栄養学、健康学、ついでにやり玉にあげられた洗剤会社には申し訳ない事をした。

 

アフリカでは専門高校まで出来て協生農法はアフリカ全土に猛烈に広がりつつある。

しかし、国内にはいまだ協生農法の専業農家が一人もいない

人は、理解はしても信じられず納得しなければ実践しない。

 

やはり心を動かすしかないのかな。

理は得意だが、そちら方面は苦手。

 

野人は運動家ではなく、理論をわかりやすく正確に伝えることで波及させようとしている。

ゆっくりと深く静かに潜航せよ・・・だな

 

生き物は考え、答を出し、道を選び、手法を選び、思うままに行動する。

答と道と手法と心は必ず一致するものではない。

損得、利害も同じであり、あえて困難な道を選ぶこともある。 物理方程式では解けない。

 

会社組織としての責務は別だが、心に自身の道理、物差しで立ち入ることはしない。

善悪の判断も否定もすることがなかった。

人の自由な心には不介入。

そうしてこれまで生きて来た。

 

難しいな 葛藤・・って

 

 

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