一発必中 獲っちゃった | 野人エッセイす

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長雨によりこの夏の海は例のないほど長期不調で沿岸の魚を見かけなかった。

浅場のキス釣りも相変わらず苦戦している。

 

探しても獲物がいなければモリも役に立たず一度も狙うことがなかった。

しかし今日の一発は久々の正攻法だったな。

 

野人の言う正攻法とは何か・・

魚の突き方は魚種により異なる。

イシダイの突き方、メジナ、ボラ、ヒラアジ、根魚、ブリなどの回遊魚・・、様々だ。

 

黒鯛の突き方は3種。

出会い頭の一発、待ち伏せて一発、追いかけて一発

ここ数年は一番楽な出会い頭の一発で仕留めたものばかりで、待ち伏せや正攻法はやっていない。

 

大きな石を放り投げての水中での待ち伏せは面倒くさいし、追いかけは体力を消耗してとってもキツイ。

殺気を消してゆっくり移動する出会い頭の一発が最も省エネお野人に向いている。

 

びっくりして全速で逃げられたら黒鯛にはとても追いつかないが、何かな・・と、一瞬躊躇したスキの一発は効果的だ。 水中は空中よりも電導率がよく、魚は殺気を察知すると全速で逃げる。

 

この夏初めて出会った良型のクロダイは岩場の出会い頭ではなく、見晴らしの良い浜でお野人の3m先を中速で泳いで横切るところだった。

 

お野人はゆっくり泳ぎながら黒鯛のバックをとり、死角に入った瞬間気配を消したままスピードを上げ、水深3mの海中を適度な距離を置いて10m以上追いかけた。

 

両眼で見なければ黒鯛も正確な距離を掴めない。

モロに黒鯛の視界に入れば全速で逃げるクロダイには勝てないが、黒鯛は気配と不安を感じながらやや早い中速で逃げる。

 

お野人の水中速度はと~~っても速い。

その程度ならついていける。それからが肝心。

上と横からは突けるが後方からは的が狭く、刺さりも浅く困難。 横を見せる反転か進路変更を待つのだ。

 

根負けした黒鯛が相手を確かめようと斜め横に進路を変えた瞬間に最大速度で距離を詰め、射程に入った胴体に向けて会心の一発が決まった。

 

それでも距離があるので刺さりは浅く、暴れたら逃げられる。 息苦しさをこらえてさらに潜って海底に押し付けモリを貫通させて浮上した。

 

中年・・いや、老年にさしかかったお野人にはちょいキツかったな。

原始的な根競べの狩りだが、幼少より長年培ったお野人のテクノロジーが活きている。 狩りの物理だ。

ヒョウやチータでも獲物の虚を突いたほうが疲れずに狩りの効率はよいはず。

 

今年の夏、初めて黒鯛に放った一発が必中。

くたびれたが気分は良い。 このサイズで皆が食べるには十分、無益な殺生はしたくない。

 

詳しく解説したが、この荒業・・たぶん誰もやれない。黒鯛を追い詰めて突くなど信じられないだろう。

 

今日はすいみん愚お特訓の予定だが、皆泳げるので磯物がりに夢中。

この一発で扶養家族のお昼ご飯が豊かになったな。

 

 

黒鯛 獲っちゃった

https://ameblo.jp/muu8/entry-11592532527.html

野人エッセイす

 

水流護身術

https://ameblo.jp/muu8/entry-11752460698.html

 

 

ハンター ムーメラメラ

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