幼馴染とタコとサザエ | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

 

  幼馴染

  野人21歳   セピア色・・だな

   上の浜 アップ

 

 

 道から見える大きなクロダイ

 野人邸を管理する幼馴染もおじいちゃんになってしまった

とうに還暦過ぎて孫もいる妹達 若いお嬢さんに見えるな

 

 

3月、四国から九州へ、空き家になった野人宅の鍵を預かる幼馴染の案内で海へ出かけた。 幼少から今まで「久坊」「隆ちゃん」と呼び合っている。

 

すぐ近くの浜を指定したのだが、やけに遠出する。

後で聞くと、最近その浜に漁師の水死体が打ちあがったらしい。 お野人はそんなもん気にしないが久坊はからっきし苦手。

 

子供の頃は海も山も川もいつも野人の後に付いて来ていた。 木に登って実を採れば下で受け取り、川の魚やウナギも同じ。 海ではいつも火の番をしていた。泳げなかったから仕方ない。

中学の頃は櫓を漕いで船でよくハマチ釣りやイカ釣りや潜りに出かけた。

 

「たかしちゃん またタコ突いたんか~音譜

 

「たかしちゃん でっかいアワビじゃのう目

 

味覚音痴・・いや、粗食の久坊は魚介類をあまり食べない。 海山で片っ端から獲って食う野人と違って食はお上品だった。

母ちゃんはいつもむー母食品店で買い物していたから、お野人の店のものを食っていたのだろう。

 

妹思いで、東芝に入ってからは海外出張の度に妹二人にお土産を買っていた。

久坊は上司の接待もあっただろうが、会社の同僚を船釣りに案内するだけでなく泳ぎも潜水も覚えた。

子供の頃からやっていればお特訓してやったのだが・・

 

今は悠々自適、厚生年金に加えて会社年金、それに時々漁労をして市場にタイやイサキやアジを活魚として出している。

もう一人の幼馴染も高額な船員年金をもらいながら同じように船で漁労をして市場に出している。

 

片手間でやって毎月10万ほどあるらしいから、年金合わせたら普通のサラリーマンより高給取りではないか。

久坊は鳥羽伊勢に何度か来たし、2人揃って屋久島に来たこともある。

 

船員年金が言った・・

 

「たかしちゃん ヒマで ヒマですることねえんじゃ・・汗

 

「金使い道もねえし溜まるばかりじゃ もういらんわ」

 

そして、船員年金はもう一人の船員年金と一緒に健康の為、スイミングクラブに通っている。 情けない・・

 

バカタレが・・

お野人やること多過ぎてため息ばかりじゃ。

あと30年は現役で働き、海にも潜らんとな。

 

久坊は10年以上前から野人の会社の株主になっている。 船員年金も仲間に入れてやるかな。

幼馴染は何時まで経っても幼馴染だ。

 

 

屋久島 一湊港  野人と・・ 幼馴染の船員年金男

 

 

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