沢風の谷の協生果樹園 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

 

農地のすぐ上流

ビワと梅の古木

常に豊富な水が澄み切っている

 

 

このややこしい名の荒廃農地と、隣接する先日のみかん谷など合わせて約7反の農地使用契約書類を、多気町役場・農業委員会に今日提出して来た。

 

さらに追って提出する予定の農地は4反で、この地域一帯を復元予定。

全国から視察を集める山林再生モデルとするので、最終的にはこの谷一帯で数ヘクタールに及ぶだろう。

 

棚田がミカン園に、さらに杉檜の植林。

これをすべて元の柑橘園を中心とした協生果樹園として再生する。

水は豊富、南向きで北西風を受けず、地の利、水の利、風の利、人の利を満たす理想的な谷だ。

 

荒廃は後継者不足が最大の原因だが、業として成り立たないのだから当然であり、その次に獣害だが、猪や鹿だけでなく捕獲が困難な猿が団体でやって来る。

大変な上に、田畑を荒らされ、果実を食べられ、もうやってられないと言うのが最後まで頑張ったじいちゃんばあちゃん達の本音だ。

 

米で食べて行けず、ミカンでも、さらに植林産業も崩壊。これでは辺境の谷に懸命に田んぼを作った人達も浮かばれない。

この谷は農業が全滅して6~7年になるが、野人から見れば理想的な地だ。

 

猪や鹿や猿が来るのは当たり前であり、生態系のかけらもない植林で彼らの住処を奪えばそうなるのは仕方ない。

仕方ある方向へ転換するのは山を元に戻すしかなく、やるなら彼らが食べ切れず生きて行ける森にしてあげたほうが親切だ。

 

元の山よりも豊かな森が人間には出来る。

せっせと杉檜を密に植える気力と体力とお金があるなら、果樹や木の実の苗や種を適当な間隔で植えた方が楽ではないか。

 

今は数十年かけてもお金にならないのが杉檜であり、数年でお金になり、しかも経費をかけずに毎年収量が増えればこんな楽なことはない。

積み立てていないのに毎年「年金が増える」と思えばよい。

 

猪や鹿や猿やカラスなど気にすることもない。

「食い切れないほど植えればよい」のだから。

杉檜植林の手間や経費の数十分の一で済む。

 

彼らに思い切り食わせて養ってあげようという余裕ある思いやり農業もよいではないか。

それに・・猿が果物ばかり食えるはずもない。

猿専用のイモ畑や栗林も作ってやるつもりだ。

果実収穫期には、入り口に山盛りイモを大売出しのように積み上げておけばよい。 損得勘定に長けた猿は必ずイモビックリマークを選ぶ。

 

猪や豚は・・ドングリよりイモ食う方が

はるかに 肉質は旨くなるドキドキ

猪の恩返し・・楽しみだな。 慈悲と無慈悲は紙一重ドクロ

猪にしてみれば絶対に返したくない恩返し・・だな。

 

役場へ行った後は農地の正確な把握。

シルバー人材に草竹刈りと杉の整理をお願いするが、それには農地を中央突破、対岸の全容把握が必要。

お野人は草刈り機で一直線、梅娘はノコギリで杉の枝切り、梅母、梅父もやって来た。自宅からは車で5分もかからない目の前の谷だ。

 

巨大なビワに加え、柿の木も2本生き残っていた。

小さいが眼下には素晴らしい滝が見える。

最大の収穫は巨大なマタタビのつるが自生していたことだ。

 

手足の太さの杉は40cmほどに切ってもらい、塩作りの薪として必要なだけ持ち出せるように軽トラの入り口付近に積み上げておく。

 

周囲を森に囲まれ、北風も台風の強風も避けられるこの農地の横の渓流は素晴らしく、沢の風が緩やかに吹き降ろしてくる。  鹿の楽園のような場所・・音譜

 

沢風の谷のナウいシカの果樹園ドキドキ・・にするかなひらめき電球

 

山水エネルギーを受け、美味しい果実や野菜が出来るだろうな。

 

 

生き延びたミカンの木たち

https://ameblo.jp/muu8/entry-12440168642.html

 

ナウイシカ刺し~音譜

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