本業を持ちながらやれる農業 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

 

協生農法は簡単で誰にでも出来るが、立体的で奥行きが深く、極めようとすれば難しい。

現農法のように、誰がやっても生育にそこまでの差が出ないのは、肥料や堆肥や薬、つまり科学の力が生長の決め手になっているからだ。

 

協生農法は自然界の仕組み、生命のエネルギーを生かす物理論であり、活用次第では生産量に上限がない。

究極を目指さずとも業として成り立ち、程々に楽しむ程度でも楽しい。

 

樹木を植え、種を蒔けば植物は勝手に育つ。

草に負けそうなら手伝ってやれば良い。

野山同様に生態系が出来るほど水は必要なくなるが、必要なら、あるいは枯れそうなら適度にやれば良い。

 

見た目は自然農法と同じでも、まったく自然農法とは異なる。

砂漠が緑化しただけでなく驚異的な産物を生み出したように、環境に適した理想的な生態系が築ければ、周年生産、業として十分成り立つ農法だ。

 

「自然まかせ」か、多くの「生命を活かせるか」の違いであり、自然まかせは業として成り立つかどうかも自然まかせ。

協生農法は生態系を築けば、多種混生ゆえに自然界の変化に関係なく成り立つ。

野山の植物がさほど影響を受けないように協生農法も受けない。

築くまでに年数がかかり、数か月で結果を求める人には不向きだ。

 

生態系が出来上がり、生産量が増しても、野人のように多忙で時間がとれなければ放って置けばよい。

生産量は落ちるが全滅することなく、草を刈ってそのまま種を蒔けばいつでも復元出来る「永久財産」。

 

むー農園は周囲全て既存農法、終日陽が当たる平野で、北西風や暴風をまともに受ける最悪の立地条件にある。

北風が当たらず、半木陰で山水もある山麓・・など、条件を選べばさらに生産量は増す。

条件は悪くとも、果樹や笹などで木陰や防風林を築けばよいのだ。 建物やビニルハウスなどを防風施設として使っても構わない。。

 

 ひらめき電球

協生農法は本業を持ちながら片手間でもやれる農法だ。

本業があるなら暮らしには困らないのだから、時間を割いて収穫する必要もなく生産量にこだわる必要もない。

 

果樹は年々大きく育ち生物多様性も豊かになる。

時間が出来た時に適度に管理し、地面には好きな植物を配置すればよい。

ヤマウドなどの多年草やニラやシマラッキョウなどは草に負けることなく勝手に育っている。

無精農法には最適だろう。

草を刈るだけで菜園が出来上がっているのだ。

 

生産量が増して収穫する時間がなければ、放って置いて大地に戻してもよいが、人に頼んで収穫してもらえばよい。販売法が確立されているなら販売すればよい。

 

生産高が数万円、数十万円になるなら収穫費も十分支払えるはず。 それだけあれば草刈り、管理費用も、種蒔き費用も捻出出来る。

利益は出るにこしたことはないが、地元の人に全部お金をあげてもよいではないか、農園を維持出来るだけでなく発展させることが出来るのだから。

 

そうすれば、離職、定年などで時間がどっさり出来た時にはいつでも自分でやれる。

タダで・・維持どころか素晴らしい果樹農園が出来上がる音譜・・そう考えればよいのだ。

食費だけでなく、健康維持に費やす費用を考えれば理想的ではないか。

 

現状では農園の確保と協生産物の販売は困難。

その初期の役割は野人の仕事だろう。

簡単に半完成農地が手に入り、管理・収穫を請け負う仕組みがあり、産物全てが流通出来れば問題ないはず。

 

この条件が満たされれば1反どころか数ヘクタールでも、サラリーマンや主婦でも片手間で農業がやれる。

時間もあり、自力で直販出来るようになれば収益も向上、会社組織にも出来る。

 

伊勢周辺や国内主要拠点の南西諸島などは自立出来るまで野人の会社が販売を受け持つが、販売専門の組織は全国に幾つあっても良いのだ。

そうでなければ協生農法と協生産物は広まらない。

自家用はともかく、販売出来なければ「業」としてやれないのだから。

 

 

実験協生農園 整備作業

https://ameblo.jp/muu8/entry-12347951420.html

 

荒廃農地再生基金を設立

https://ameblo.jp/muu8/entry-12370120584.html

荒廃農地再生基金協力へのお礼

https://ameblo.jp/muu8/entry-12375905102.html

 

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