どうやって衰退した農業を復興するか、
荒廃した農地を再生するか。
どうやって生態系が破壊された環境を復元するか、
食の間違いが招く健康問題を解決するか。
現状では、協生理論、協生農法の波及が唯一の方法であり、それにより食の常識、肉を始めとする農産物の常識も変えることが出来る。
農法の波及には農業へ入る道が必要だが、現状の仕組みの中ではそれも困難。
解決しなければならない問題が多過ぎる。
誰もが気軽にやれる基盤を作らなければならない。
その基盤を作る為に「荒廃農地再生基金」を設立した。
遠い未来への投資事業に会社資金は使えない。
まず、協生農法発祥の地「むー農園」の植物達を基金に充てることに決めて解体した。
むー農園の造成、果樹の植樹は会社ではなく野人資金で作った農園。
愛着は深いが当初の役目は終え、これからは新たな方向で役立ってもらう。
協生農法を始めるには農地が必要だが、見知らぬ地で借りるのは困難。
多くの果樹も必要だが、1年生苗では収穫まで数年の時間がかかる。
それらの問題解決の為、野人は伊勢に近い多気町の多くの荒廃農地・果樹園を農業事業者として引き受けることにした。
さらに数千本に及ぶ果樹苗、有用植物苗を用意、それを3~4年の中木苗に育てて希望者に提供する。
果樹苗の大半は種や挿し木で作るが、時間がかかる。
市販果樹苗も大量に必要になる。
数ヘクタールに及ぶかもしれない放棄農地や果樹園にもそれらの果樹苗を配置。
数年後にはすぐに使える協生農園に仕上げる。
つまり建売住宅のように、完成農園、半完成農園にして次々に希望者に引き渡す。
開墾・農園が先行し、引き受け手が後手に回っても、農産物の出荷で維持経費は十分賄える。
三重の中心に位置するこの地を協生ゾーンとする。
借地料は微々たるものだが、数ヘクタールは膨大。
年2回の草刈り、植え付け、果樹運搬などの費用がかかり、場合によっては重機の手配も必要になる。
苗や種も必要だが資金も必要。
基金を使う範囲は南西諸島や九州や西日本、新潟を中心に東日本、やがては全国に及ぶ。
野人が保有する会社の株の一部を、茶屋人、梅母、原人の友人の医師が引き受けてくれた。
それらを基金に充て、足りなくなればまた補填、基金に合わせて事業を進めるしかない。
会社が資金不足になる度に野人の持ち株を売却、引き受けてもらい補填して来たが、今回は赤字補填ではなく未来の為に使う。
基金が足りなければさらに野人株を売却する。
この計画は野人一人では手に負えない。
終わりが見えない事業、作業にいつまでも全社員を巻き込むわけにもいかない、本業も大変なのだ。
当面は野人が指揮を執るが梅娘母子に会社を起こさせ、植物活用管理収穫の手配を一手にやってもらう。
新たな開墾や植え付けには皆さんの手を借りることにもなるだろう。
数年先になるだろうが基金の収入は「中木苗」の配給が中心になる。
開墾農園、むー農園、さらなる荒廃農地の苗場で育ったそれらの苗を安価で希望者に大量に販売、さらに果樹苗を育てる資金にすれば基金の自主運営が可能になる。
基金が増えれば暮らしックパーク、マウンテン造成の基金に充て、植林問題、過疎化問題の具体的解決に取り組む。
農業の復興は手段であり、その先に目指すものは豊かな人間の暮らし。
あらためて読者の皆様に基金への協力をお願いしたい。
基金は野人個人の運用であり自由に使えるもの。 金額は幾らでも構わない。
たいしたお礼も、細かい基金管理も出来そうにない。
考えていることは将来、クラシックマウンテンもある広大な読者の為の協生農園を作ること。
食べ物も山水もすべて揃った生物多様性の桃源郷であり自然のホスピタル。 学び舎・・
花が咲き乱れ、蛍が飛び交い、鳥の声が絶えない森。
読者の皆さんを集めて周年催し物、食事、野営が可能な暮らしックパーク。未来に希望が持てる地・・
その自主運営管理もいずれ読者有志にお任せしたい。
ここで遊び、働き、食べ、学び、この地からまた新たな就農希望者が育つことを願っています。
野人 むー
必要主要樹木
柑橘類
コミカン キンカン アマナツ ハッサク レモン ユズ
ヤマトタチバナ
その他果樹
フェイジョア 大実ヤマモモ スモモ アンズ ウメ リンゴ
中国ナツメ
有用樹木
ニッケイ クロモジ
つる性果樹
ヤマブドウ 他ブドウ類
ラズベリー類 各種
種
野菜ハーブ種 自家採取種 野口の種 など
基金口座番号は マリンビレッジのHPに
むー農園の解体 苗木の活用
https://ameblo.jp/muu8/entry-12355586810.html
むー農園の再生に向けて
https://ameblo.jp/muu8/entry-12363120976.html