ヤマトタチバナ・・
何とも郷愁を誘う名の植物だが、古来より日本に自生していたと言われている。
ヤマトタチバナは柑橘類だが柑橘類の代表はミカン。
現在のミカンの原種はコミカンとされ紀伊国屋文左衛門の紀州ミカンが有名だが、そのルーツは八代で大陸から伝えられたとされているようだ。
植物の歴史は調べてもわからないことが多く、多くの分布状況から学者が判断するが、時代と共に移り変わり、今では帰化植物も自生している。
天候、地殻変動、鳥が運ぶか人が運ぶか、そう考えれば深く考えることもない。
このヤマトタチバナ、実はちっこくて酸っぱく、古代より花や葉が観賞用とされ、古事記、日本書紀、万葉集にも登場、江戸時代は多くの武家が家紋として使っていた。
鳥羽市の木にもされ、答志島の桃取にはヤマトタチバナの古木が存在、県の天然記念物に指定されている。
完熟ヤマトタチバナの実を日の出男がどっさり持参した。
味は水っぽいコミカンのようで種がやたら多い。
桃取沖の海水から作るむー塩、桃取産の牡蠣、その焼き牡蠣に使う桃取産の柑橘にしようと思ったのだが・・
なかなか美味しく・・お野人好み
甘みと酸味と香りのバランスがとれたコミカンの味には勝てないが、野生の本能が蘇るなつかしい味なのだ。
鳥羽市はじめ三重県内では加工食品化が進んでいるが、こりゃあフレッシュがいいな。
お野人・・
水っぽいとか、種が邪魔だなとか、何だかんだ言いながら20個は生で食っちまった。
協生果樹園の産物として生産したいと考えている。
この日本古来の「木の実」、青い実に黄色い実・・
どうやって食べるか、使うかは消費者が考えればよいのではなかろうか。
大和橘七変化・・と言う歌も流行ったことだし。
麦わらどんぐりの挑戦
https://ameblo.jp/muu8/entry-12349836731.html
鳥羽図鑑 ヤマトタチバナ
http://www.toba.or.jp/zukan/miketsukuni/miketsukuni-02/