木の実としての柿の活用 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

 

マリンビレッジの放任甘柿と 野生の木の実渋柿

柿のヘタの大きさは全く変わらないのに・・ ニャンで?

 

 

新たな果物の歴史、野人はそれに取り組んでいる。

果物は野生の木の実を改良したもので、大きな果肉は食文化に貢献している。 野菜同様に色形共に立派にする方向へと技術は進んでいるが、相当な労力と費用を伴うだけでなく、環境・健康への弊害も大きい。

 

放任された柑橘類、梅に限らずすべての放任された果実を世に出そうとしているが、原点に帰ることも必要。

人間だけでなくすべての生き物が必要とする果実は、地球が生み出したもの、つまり木の実に近い果実なのだ。

 

6月には木の実に近いビワを紹介したが、明らかに市販ビワの味とは異なり、はるかに甘く優しい味。

協生果樹園の基本も、雌雄別などの果樹を除き、接ぎ木ではなく種から増やす。

より野生に近いものを優先、サイズは全く関係がないからだ。

 

ビワと並び、原種に近いサイズに戻そうと考えているのは、唯一日本古来の果物である「柿」であり、柿の甘さが日本人の甘さの原点だからだ。 

その原点がこの木の実のような自生柿が熟した甘さ。

柿以外の果物はすべて近代に伝わった外来種であり、食べた歴史もなく、この柿を懐かしんで和菓子は生まれた。

 

考えてもらいたいことは、そもそも「果肉」とは何か。

何の為に植物が甘い果肉を生み出すのか。

動物に種を運ばせる為に必要な最小限の果肉

人間の都合で品種改良、接ぎ木、摘花してなお摘果、さらに果肉を肥大させるのが当たり前なのか、自然の産物なのか。

植物の本質を尊重しているとは思えないのだが・・

 

鈴なりのビワのように小さな実を付けた柿は古代の木の実そのもの、しかも木の実としては量も大きさも申し分ない

難点は「渋」だが、熟せば滅法美味しく、渋を抜く技術もある。

 

お上品に皮など剥かず、木の実のように皮ごとかぶりつきタネを吐き出せばよい。 皮も美味しく食べられる。

子供の頃から野人は店の果物は好んで食べず、本能で山の木の実ばかり食べていた。

 

葉のない木にたわわに実った極端に小粒の柿は至る所に放置されている。

そのどれもが山や田畑の土手に種から発芽した柿だ。

通常の柿とは異なり、独特の旨味と力強さがある

 

 

ヤマモモと山ビワの甘さ

https://ameblo.jp/muu8/entry-11562016955.html
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日の出ヤマビワとは何だ?

https://ameblo.jp/muu8/entry-12285023157.html

 

 

 

この野生の木の実柿・・原人の大好物でもあり、1月まで頑張って枝についていた熟した実をほおばって食べていた。

 

ビワよりちっこい自生のヤマガキを好む原人と猿人
野人エッセイす 1月

 

 

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