ブイヤベースではない・・
ブヒや~ベースだ。
ブイヤベースの直訳は「沸騰したら火を落とす」
一般的にはマルセイユの海鮮鍋を指し、漁師が売り物にならない魚介で作った鍋のことだが、魚介でなくとも沸騰したら火を落とす。
お野人は猪の骨と肉でブヒや~ベースを作ることに決めた。
人気絶頂、読者を発狂させる猪骨髄スープだが、今一つ味付けが気に入らず、効果はともかく抜群に旨いとも思えないのだ。
そこで・・世界の3大スープに駆け上がったフランスのブイヤベースを越えるスープを作ることにした。
恐れ多くも「さっきの服無精君」お野人がそうおっしゃっている。
造船所跡地、廃材で作った屋台のようなマリンビレッジはかって国内最高峰のブイヤベースを提供していた。
これに勝るものもない物理的理由もあり、他のレストランはこの味を越えることは不可能。
世界を股にかけたブイヤベース通からもダントツのお墨付きをいただいた。高価な伊勢エビなどは使わず激安。
お野人もあちらこちらの有名ホテル・レストランでブイヤベースを賞味して確信していた。
ブイヤベースの命はヒメと呼ばれる白身魚のスープ。
いくら料理の腕が良くてもこのベースで味が決まる。
刺身でもいける鮮度抜群の天然白身魚のアラ、頭骨や背骨が大量に手に入る洋食レストランなどない。
野人の古巣、ヤマハのハイグレードホテルでもスズキやヒラメのアラを少しずつ冷凍ストックしてまとめてヒメを作っていたほどだ。養殖真鯛は使わない。
スズキの生ハムを製造するマリンビレッジは活きの地物天然大型スズキを大量に使う。
活きでないと3日間の製造に耐えられないからだ。
超濃厚なスープベースが簡単に出来るのだから当然と言えば当然だろう。
今は猪を丸ごと大量に使うので猪骨も大量に手に入る。
猪肉も猪骨も大量に扱うレストランもほとんどない。
野生の猪骨は紛れもなく国内最高峰のスープの材料、養殖の牛や豚や鳥の骨は足元にも及ばない。
つまり、マリンビレッジは魚介も肉類も贅沢なスープが作れる条件に満たされている。
そろそろブイヤベースの復活も考えていたところだが、同時にブヒや~ベースも作れるのだ。
ブイヤベース同様トマトと野菜ベース、サフランの代わりに山のクチナシを使う。
海のブイヤベースと山のブイヤベース、ヒメはスズキ骨と猪骨、両刀使いで野菜ペーストはどちらも兼用、ヒメと具を変えるだけ、楽で良いではないか
最高のスープと最高の具で、格安で読者の皆様に提供しよう。
このお野人スペシャル・ブヒや~ベース
味・パワー共に世界最高峰を目指す。
まあ・・誰も作らんからいきなり最高峰だけど・・
納得出来る傑作品が完成するまでは時間がかかりそうだ。 楽しみにしていなさいね。
12月のお野人イベントで、あくまで途中試作品だが、披露するつもりだ。
食べたその夜、「ブヒやあ~~~」と、夜空に向かって吠えること間違いない
最後まで笑わずに読めた人・・何人いるかな
お野人、笑わず・・真面目に書いているのだから
笑った人は反省しなさいね~
マップル取材のハモ天丼 ブイヤベース
http://ameblo.jp/muu8/entry-10687677299.html
スズキの白湯頭骨汁