船を使った優雅な遊び1 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

ゴーリキマリンビレッジは、ボートの陸置き、海上係留、上架修理などのマリーナ事業、遊漁船事業の他、船を使った遊びの範囲は多彩だ。

主なものは「キス釣りと天ぷらランチ」、キス釣りとランチに磯遊びを加えた「欲張りパック」、「磯遊びとランチ」など、遊びとランチをセットしたものだが、単独の「磯遊びコース」もある。

この磯遊びコースに含まれるのが「すいみん愚お特訓」だ。


マリンプレイメニューになく野人が設定したコースだが、本来は多彩な使い方が出来る。

個性的なオーダーがないのは、それだけ船を使った遊びが定着していないと言うことだ。


飛行機、列車、バス、トラックなどを貸し切れば安いものではなく、それは個人タクシーも同じで、数時間貸し切れば数万円はかかるだろう。

船も同じで、1人当たりの「乗り合い料金」、貸し切った場合の「チャーター料金」がある。


法で時間を定めた遊覧船や連絡船などの「定期便」は、たとえ1人でも出航せざるを得ない。

それ以外の「不定期航路事業」には、旅行や催事などでよく耳にする「催行人員」が決められている。


運航や催事の採算割れを防ぐ為の最低必要人員で、場合によっては採算割れ覚悟で設定される場合も多い。

貸し切りチャーターの場合は何の問題もなく、言わばこれが本来の適正料金と言える。


ビレッジの毎日10時出航「キス釣りと天ぷらランチ」は乗り合いが基本で、大人料金は年間平均で採算がとれるよう設定されている。

使用する「む~タニック号」のチャーター料金は1時間当たり1万五千円、3時間からで、場合によっては2時間も受ける。


つまりこの企画は4万5千円だが、この船代に釣りと食事の料金が加算される。

最低催行人員は3名、1万8千円、船代がこの7割では採算がとれるはずもない。

しかし17名なら船代は7万で儲け過ぎとなり、12名なら船代は5万、釣り具、エサ代を入れて適正料金になる。


12名を基準に最高17名に対して最低7名料金で出航にすれば良いのだが、客の事を考え、創立以来ずっと3名から出航している。

そのおかげで一航海当たりの年間平均乗船人数は8名で12名に遠く及ばない。


燃料タンクは満タンで軽油700リットル、ドラム缶3本以上だから燃費は車の比ではない。

1時間フルパワーで60リットル消費する。

野人が商売下手な理由・・・わかったかな。

算数が弱く・・まあ赤字にならない程度だ。


続く・・



キス釣りと天ぷら

http://ameblo.jp/muu8/entry-11524668053.html




む~タニック号のエンジン

http://ameblo.jp/muu8/entry-11834605160.html

お特訓 浮き身

http://ameblo.jp/muu8/entry-11621371784.html