トカラ列島は国内最高僻地5級、野人が住む寸前まで天水とランプの島。遠すぎて水道も電気も引けず川もない。
トカラは大和沈没地点に最も近い有人島だが、さらに最も近い無人島がある。
枕崎市の南西90㎞に位置する「草垣群島」
0,7平方キロメートル、島と言うより岩だ。
当時、枕崎からは4時間の航海、釣り客を磯に渡していた。カツオドリやオオミズナギドリの繁殖地になっていて鳥獣保護区。縄文時代から古墳時代に至る遺跡もある。
もう一つの近い無人島は「ガジャ島」で、諏訪の瀬島から1時間半、枕崎からは8時間。
ブログでも何度か紹介したが、日本列島最後の秘境と言われる島だ。
この島にも枕崎や屋久島から幾度か数日間の遠征、大物釣り、NHK、雑誌などのチャーター、サメ狩り取材で、何度船で夜を明かしたか覚えていない。
絶壁、潮流渦巻く島の周囲はサメを避けながら夜間潜水も含めて単独で調査し尽くした。
トカラに住む人はガジャ島には行けず、草垣群島に行くこともない。
トカラの住人であり、なおかつこれらの無人島を知り尽くした野人は、大和に最も近い島、近い海域に最も長時間滞在していた。
やっと足を運べた特攻最大の拠点「知覧」・・
知覧へ行ったことで、彼らが散った海域空域を縦横無尽に走り回っていたことを知り、さらに、
誰よりも長く大和の側にいたことを知った。
自らの意志でこうなったのではない。
因縁だな、彼らが野人を呼び寄せたのだろう。
彼らは、膝元の鹿児島枕崎から開聞岳、屋久島、種子島、口永良部島、硫黄島 黒島 竹島、トカラ列島すべての島々、奄美大島、沖縄本島、八重山諸島、石垣島、竹富島、小浜島、波照間島、西表島・・そのすべてを見せてくれた。
野人は旅行に全く関心がなく、用がなければ足を運ばない。
10年前から、当時とは関係がない農業関係の所用で屋久島、沖縄、奄美、小浜島、石垣島、種子島など、度々足を運んだが・・偶然でもないようだ。
それらのほとんどは頼まれて足を運んだものだが、これ以外の地へは行っていない。
伊勢から近い本土ではなく、すべて東シナ海・・・
近い都市は名古屋と大阪、船舶免状の更新に1度名古屋へ行ったくらいだから頻度は比べ物にならず、九州をも飛び越え・・
農に関してはすべて東シナ海だ。
海の仕事も農の仕事も自らの「意志とは関係なく」この地へ引き寄せられ
羅針盤は常にこの地を示し続けている
これまで天命に沿って流れに逆らわず生きて来た
最大の転機となったヤマハへの入社も この会社の設立も 自らの望みを捨てて流れに従った
あれから30年以上経った今も変わらず
彼らはこれらの地へ呼び寄せようとしている
生きる道 進む道は 決まっているようだ
この地で 彼らと共に生きることに決めた
この地から 新たな世界を切り開く
争いも 飢えもない世界を
それが彼らとの約束
中央左 東シナ海の文字の左斜め上が大和沈没地点
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トカラ 日本最長の村
http://4travel.jp/travelogue/10499255
東シナ海 新たな旅立ち
http://ameblo.jp/muu8/entry-11883915889.html
真言密教青隆寺
http://ameblo.jp/muu8/entry-11883090584.html
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