オーラの極み ニッケイの木に趣味を聞く母
むー母が・・図書館から本の返却を催促された
母は今日で91歳になったが 毎月6冊くらい図書館で借りて読んでいる
期限は2週間らしいが たぶん欲張ってたくさん借りたのだろう
「母ちゃん一体何冊借りたんだ?」
「7冊・・」
「2週間で7冊も読めないだろうが~」
「お正月休みを入れて期間が長いから つい・・」
「何の本借りたんだ・・ 見やすい絵本か?」
そう言うと 延々と本のタイトルを喋りはじめた・・
医者に殺されない47の心得
ガンもどきで早死にする人 ガンで長生きする人
この世に命を授かり申して
思い通りに行かないから人生は面白い
短歌 田原まち
大切なことに気付かせてくれる「33の物語と90の名言」
・・・・ ・・一冊 不明
延々とタイトルの説明が続いた
ちょっと待て・・とメモすると・・
「本に書いてまた笑いのネタにするんじゃないだろうねえ」
いつもの対話だが・・心を読むのは昔からだ
読まれないよう野人も相当修行を積んで来た
怪しまれるから最後のタイトルは聞けなかった
本で親を笑いものにするような親不幸はしない
母はブログとは何かをまだ知らない
何かの付録と・・勘違いしている
「本にはしない」と心頭滅却して聞くのだが
何か臭うところがあるんだろうな邪心が・・
しかし・・難しそうな本ばかりではないか
今さら大切なことに気づいても手遅れだろうが~
まったくもって読む気がしないが
がんモドキ・・と言う親父ギャグが面白い
そう言うと がんモドキとは何かの母の説明が始まった
いまだ現役、野人の教育係としての義務を果たそうとする 遺言は既に2回も澄ましてるんだが・・
人生は思い通りに行ったほうが面白いだろうに・・寄り道さえしなければ人生は何倍も楽しめるはず
思い通りに行くと言う人も行かないと言う人も本を出しているが 自説精神論ばかりで具体理論もなく
まして その年では参考にもならんだろうが ・・
そう言えばまたお説教が長くなるから止めた
「自分の書いた本もちゃんと読めない人間が偉そうなこと言うんじゃないの バカなことばかり書いて・・」
そう言われるだろうな・・・
「細かい字・・まだ見えるのか?」
「小さすぎる字はメガネの上から虫メガネ で
読むの おほほほ~~」
「・・ ・・・ 」 知性と根性・だな
「昨夜はね、夜中の3時まで~無我夢中で」
「・・・ ・・ 」 絶倫・・だな
「母ちゃん そんなにまでして本読むお友達・・いないだろ?」
「友人達は視力も体力も気力もないからと・・あまり読んでないわ」
「友人達って・・幾つだ? 」
「85歳が最年長で・・他は70代」
ダンスにコーラスに詩吟・・
毎週せっせと習い事に通っている母には年上のお友達が1人もいない
胃もたれの経験もなく 何度コケても骨折もなく 受け身もステップも軽やか 達筆で博識 シギンの声もデカくコーラスはウグイス嬢 健康診断の数値が一度も異常を示したことがない母は・・
そりゃあもう~皆さんから天然記念物 重要文化財のように大切にされているらしく 集合写真を見ると・・いつも真ん中でニコニコしている
昔は美人だったが 今もそれなりに美人でモテる
よかったな・・・母ちゃん
母の究極の棒術 (昔・・美人画像 )
http://ameblo.jp/muu8/entry-11275303796.html
野人の食卓 むー母対策
http://ameblo.jp/muu8/entry-11576026439.html
「ところで 母ちゃん・・ 七草 いるか・・?」
「草・・? そんなものいらないわよ 庭に生えてる」
短歌にどっぷり浸かっているワリには
七草粥・・ 食ったことないらしい・・
野人も 子供の頃から食べさせてもらった記憶がない