ビニルマルチの無理 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

「土を作らず野菜を作らず」と言うタイトルで記事を書き始めたが・・

待てよ・・と思い、ブログ内検索すると同じタイトルが出て来た。

過去に何を書いたかあまり覚えていないのでこの検索システムは助かる。

膨大な記事の中から探し出す便利な機能で、いつも関連記事を貼り付けられる。

野人理論は連立方程式のように繋がっているので、読む方も理論の前後の流れがわかれば理解しやすいだろう。


協生農法の基本は表土構造を維持する事であり、生命の聖域を大切に守ること。

表土構造を築くのは草の根であり、草を全面排除し、耕し続けることがこれに反する。

次に堆肥や肥料や薬物などの異物を投入しないことで、自然界の仕組みに反する。

決して肥料さえ与えなければ良いと言うものではなく、基本的な仕組みがわかれば、何が道理で何が道理に合わないか自ら判断出来るはず。


ビニルマルチの主目的は「雑草」を押さえる為であり、草に雑の字を付けることからもわかるが、草を嫌い草を必要としていない。

つまり、生命を生み出す基本的な仕組みである表土の構造を必要とせず、野菜だけを作ろうとする意思がはっきりしている。

自然農法と呼ばれる分野でもビニルマルチは使われているが、農業の分野に理は持ち込まれず、自然の解釈も個々自由だからだ。

人の力によって土を作り野菜を作る近代農法と何ら変わりはなく、他の生き物をすべて排除しようとするのは人間のエゴではなかろうか。

表土構造と自然界の循環を断てば完全な生命は生まれない。



土を作らず野菜を作らず

http://ameblo.jp/muu8/entry-10473193302.html