魂の行方8 魂の居場所 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

「心」・・と言うと、通常は胸を指す。

ハートマークは心臓型だから左胸が正しい位置かな。

頭を指す人は少ないし、ましてお尻を指す人はいない。

お尻を指すのがいるとすればハートマークがお尻に見える野人くらいだろうな。

「ここ・・ろ~! ここ ここドキドキ」・・としつこく指さしながら。


形も実態も定かでない魂の存在自体が明らかではないのだから胸になってしまった。

胸の内と言う言葉もあるが腹の内と言うのもあり、も少し下がって「下心」もある。

脳ミソの持ち場を離れ、胸から下へ行くほど「理性」は失われ、腹は黒く腰は軽くなることもある。

まあその時の都合で場所がココロコロ変わるから始末が悪い。

物質ではないのだから大きさもなく、雲のように柔軟に伸び縮みすると考えれば良い。

魂は通常は頭部にいて体全体を見ながら脳から指示を出しているが、気分次第で胸や腹や腰のあたりに出張していてもおかしくはない。

野人のように最初から心の定位置を、体の要であるお尻から腰回りに置いていれば頭デッカチにもならず本能と理性のバランスがとれて惑わされることがなく、必要な時に脳の定位置へ戻る。

心があっち行ったり下に降りたりするから理性と本能の狭間で翻弄されるのだ。

身に覚えが・・あるだろうが。


放電して充電が必要になれば、まあゴマ粒大くらいになって居心地の良い頭の何処かで寝ている。

留守を預かる各臓器や細胞は自前の電力で活動を続ける。

船長が就寝中、乗組員が配置についてエンジンはアイドリング中で発電機も動いているのと同じ。

航海機器やエンジンなど船を構成する金属部品が「細胞」で、配置についた担当船員が臓器を指揮する小さな魂と考えるとわかりやすい。

違いは、この小さな魂は独立していて船長の権限の中で完全停止命令と修理命令が及ばないことで、それらは自ら判断を下す。

船長が舵を握り、全速前進、後進、着岸、旋回などについては忠実に役目を果たそうとする。


同じ体の中の各部署に多くの生命体が協生しているのが動物なのだ。

タコの足、トカゲやヘビの尻尾、ナマコにヒトデ、植物全般、すべて切り離されてもしばらくは生きているし、植物は挿し木で根を張り、ナマコ類も完全に復活する。

切り離された魂もまた個々に復活する。

体の仕組みもそうだが、魂の仕組みも気が遠くなる程深いものだ。

言葉で片づければ「野菜」同様に「心・・」の一言で済むのだが。


魂の行方7 存在の道理

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魂の嘆き

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気の科学番外 粘菌問題

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