う~~む・・ こりゃ
日曜の夜は野菜なしのホルモンだったが、翌日もまた原人と野人の食卓は動物性たんぱく質ばかりだった。
原人と風人を連れて二見農園へ、その後スサノオの松下社へ参拝した。
魚介を仕入れてマリンビレッジで遅い昼食、原人は黒鯛とホラ貝とイシガニをゲット、野人は大きなアオリイカだ。
原人の料理の腕はなかなかのもので、刺身にした黒鯛のアラはイシガニと共に味噌汁に、ホラ貝の刺身の作り方は教えた。
アオリイカは刺身の他、スミと内臓を使ってイカスミ炒めを原人が作った。
フライパンに残ったスミにさらにご飯とむー塩を加え、辛めのイカスミご飯を作り、原人はそれを白いご飯に乗せて食っていたのだが、これがまたなかなか旨いのだ。
イカスミパスタもイカスミご飯も似たようなもの、塩辛くした黒いご飯をさらに白いご飯に乗せてまぶして食べると言う発想が面白いではないか。
イカスミ内臓炒めは濃厚でこの日の一番人気だったが、原人はさらに皿に残ったイカスミ汁を豆腐につけて最後の最後までスミを綺麗に食い尽したのだからご立派だ。
フランス料理は残ったソースをパンで食べるが、原人はご飯と豆腐をパンの代用にした。
アオリイカの刺身もホラ貝の刺身も美味しいのだが、いくちゃんも風馬も「むー塩味」だけの原人のイカスミ料理に大感激だった。
鰹節、煮干し、昆布などの旨味の調味料は素晴らしい食文化、人は成分構成を発見して人工調味料や香りのエッセンスを作れる時代になったが、天然の味と香りには敵わない。
このイカスミ煮はスミと肝と他の内臓と海水、それだけでこれだけの味が出るのだ。
「加熱」と言う技法がそれを引き出した。
食の本質は生食であっても人間の食文化は素晴らしい。
食材にそれほどこだわらずとも、本質と仕組みを理解した上で食文化と両立させれば健康対策に努力する必要もないのだが・・
ブラックなイカの墨肝シチュー
http://ameblo.jp/muu8/entry-11223593807.html
肝入りのイカスミパスタ
http://ameblo.jp/muu8/entry-11191256023.html