チビリアンのパラシュート | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

出航準備じゃ~~

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落ちるなよ
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はよ せんか  塩太郎~
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着いたぞ アンカー投入準備!
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おい・・ もつれとるぞ・・ ラーメンが

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ららあ
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順調だな・・
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・・・ ・・  自分の食いものは 自分で釣りなさいね
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お~~~~ ドキドキ  

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ミルキー 音譜 音譜
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先週の土曜日、パイレーツ・オブ・チビリアンがまたやって来た。

チビリアンとは読者の村正、ららあ一族のチビ達で、先月末にもキス釣りと天ぷらにやってきたから今年はこれで2度目だ。

チビリアンは釣りそっちのけで野人の操舵室を占拠、横からやたら手を出して舵をいじったり、航海計器に触ったりワイパーを動かしたりするのだ。

アチイから閉めるなと言うのにドアにカギをかけたがり、「ムーさん!ムーさん」と昨年はやかましいことこの上なかった。

今年も・・・


「むーさん!」・・「なんだ」


「むーさん」・・「なんだ!」


「用もないのに呼ぶんじゃねえ!!」


今年はドアのカギを隠しておいたのだが・・・

むー塩名付け親の塩太郎が言った。


「むーさん、カギ・・は?」


「カギ太郎は昨日から天国へ出張だ」


釣り場に着いた時もそうだが、ポイント移動すると全員まっしぐらに船首へ走って行く。

4人が流れ作業で海へパラシュートアンカーを投入するのだ。

移動しようとエンジンをかけるとまた船首へチビまっしぐら・・・流れ作業でアンカーを引き揚げる。

「お・・ラーメンが来たぞ」「ベニショウガまだか?」・・チビリアン用語が飛び交う。

前回と違うところは前日の台風でパラシュートアンカーは船倉に格納、出航準備もチビリアンにやらせた。

ハッチを開けて順序良くアンカーを取り出し、定位置へ投入スタンバイして出航した。

下は4歳だがチームワークはなかなかのものだ。

結局野人は一度もパラシュートアンカーに触れることはなかった。

この日はやたらチビリアン達の貢物が多かった。

ペコちゃんのミルキーキャンデーの大袋を抱えた塩太郎の4歳の妹「塩子」からもらったキャンデーを食べながら・・・

「むーさんはね、これ大好き、小さい頃は起きたら元気良くグリコ、昼はミルキー、夜はボンタン飴と規則正しい食生活だった・・」


食べ終わる頃に塩子はやって来てミルキーを貢ぐ。

かれこれ10個は食べ続けて顔までミルキーになりそうだな。

また塩子がやって来たので・・


「ミルキータイム・・1時で終わったんだよ~」


「次は夜のボンタン飴の準備体操・・」


それでも塩子は最後の2個を差し出したので有難く頂戴、ポケットに格納した。

それから・・ミルキーチーズ2個に・・食ったことない感触のキャラメルも・・

帰港途中、いつものように操船実習して今年のお特訓を終えた。

理を教えてちゃんとお特訓すれば、幼児だって大人でも出来ないアンカー揚げや操船くらい出来る。

野人が教えるのは簡単な物理の仕組みであり言葉ではない、この時期最も大切なことは知恵だ。

ラーメンでもベニショウガでもわかりやすい呼び名を自分達で勝手につければ良い。

チビリアン達の夏はまだこれから、来月は上陸磯遊びにもやって来る。

永法だけでなく、水難救助法に貝の採り方から魚の突き方までお特訓するかな。


帰港するぞ!
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早よ揚げんか・・
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・・ ・・・ おい  手 離せ
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お特訓中
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パイレーツオブ・チビリアン

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