心の中は自由空間だが、現実の出来事はすべて森羅万象の理、つまり物理なのだ。
暗記科目になってしまった高校「生物」は「物理」より高度な、人知も及ばない物理。
いつ書いたか忘れたが、人間とパソコンとサイボーグとハンバーグ、どれが一番高度な仕組みかと言う問いの答えは明白だ。
仕組みは物理であり数学、数式や方程式などの道理から答えが導かれる。
思うように導かれないから人知も及ばないのだが、植物動物、その循環のすべてを物理で捉える人はいない。
人体同様にパーツ化された専門家ばかりで、しかも物理とはまったく無縁。
健康、環境、農業、畜産などの分野の迷走はそれが原因だ。
判断を誤らなければ何の問題もなく、誤ったから問題が生じる。
物理だからやったことの結果は明白で、原因がわからないからさらに穴埋め・・と悪循環が繰り返されている。
物理数学と聞くだけでジンマシンが出そうなほど苦手な人は多いだろうが、人だけでなく生き物すべての暮らしは物理で成り立っているから避けては通れない。
あの難しい問題を解くものでもなく、順に道理を追えば中学生でもわかるような簡単で当たり前のことなのだが、常識の壁でそれが見えないだけだ。
今の視点から思考を進めるのではなく、もう少し下の足元から始めれば気付かないものも気付くようになる。
今の視点は「常識の壁」の上にあり、壁は時代ごとに間違いと修復を繰り返す砂の壁。
人が築くのが砂の壁なら自然界の仕組みはチタン合金とダイヤモンドで出来た微動だにしない壁だ。
壁はさらに進化するだろうが、今でも仕組みは完全なのだ。
学校、本、自然界・・と、常に仕組みを比べながら、小学校から科学や常識にイチャモンをつけ続けた野人は、それに答えられない先生達の嫌われ者だった。
テーマ、言葉と仕組みで書き連ねたが、言葉でいくら覚えようが判断とは無縁、知識のスーパーマーケットは判断には何の役にも立たない。
仕組みを言葉で表し理解してもらうのは難しいが、立体的なイメージが浮かべば急に目覚める。
「そうか・・こんな簡単なことか~」と。
そう・・・憎たらしいくらいに簡単なことだ。
言葉を使わない昆虫も小動物も小鳥も簡単に理解して生きている。
わからなければ生き残れないからだ。
多くの人は人は自ら判断せず、あまりにも社会に頼り過ぎているのだが、矛盾なく判断していると錯覚していることが問題で、最大の盲点だろう。
親ガメこけたら皆コケる・・・コケたら痛いぞ。
このブログの熱心な読者には、既にそこに気付いている人も多いはず。
続く・・
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