不覚にも・・オコゼに刺されてしまった。
森羅万象の護身術の基本を忘れ、いきなり海底の岩を掴んだら・・やられた。
犯魚は小型の「ハオコゼ」で、擬態を使い岩になりきるから滅多に動かない。
手を動かしながら岩に近づければ逃げるのだが、音もなく伸ばしたせいだ。
チク・・と痛みが走り、10秒くらいで激痛が襲ってくる。
海上で素早く毒を吸い出した。
吸い始めて・・・「待てよ・・」
船には毒消し「オクラホンマキクサー」が少量積んである、実験する良い機会ではないか。
通常は20回くらい吸い出すのだが、半分以下で中止、船に戻りさっそく塗り付けた。
毒が残ってないと実験の意味がない。
腕全体が痺れるような激痛は5秒で治まり、鈍痛は残ったがたいしたことはない。
痛み止めは即効性があるようだが、腫れはなかなか治まらなかった。
再び水に入るとやや痛みが増して来る。
また塗ってしばらくして表面が乾くとやはり痛みが増すが激痛と言うほどでもない。
腫れは増して右手の親指はほとんど曲がらなくなった。
よく見れば・・・「アレレ~ 穴をかし」
パンパンに腫れてやっとわかったが・・・
毒を吸い出した穴は切り傷で、刺された穴は2㎝くらい離れているではないか。
つまり、毒はまったく吸い出されてなかったことになる。
昨年の夏、ハチに4ヶ所刺されたにの気付かず、1ヶ所しか吸い出さなかったのと変わりない。
痛みはほぼ治まっていたが、親指は焼きタラコのようにパンパンに腫れてしまった。
オコゼの場合、痛みには即効性があるが腫れはそうはいかないようだ。
ところが・・オクラホンマキクサーは偉大だった。
マリンビレッジに戻り、焼酎に漬けたハナオクラの花びらをちぎって指に貼り付け、バンドエイドで固定してもらった。
こうすれば表面が乾くこともなく湿布のようなものだ。
30分もしないうちに腫れは引き、親指が自由に曲がるようになったのだ。
刺されてから1時間半後のことで、普通に物を掴んでも痛くない。
オコゼに刺されると一晩疼き、翌日に手全体が腫れあがる。
ムカデ同様に毒を完全に吸い出せば痛くもかゆくもないが、それが出来ない場合は「オクラホンマキクサー」だな。
毒がまわり腫れあがって数時間後でも、痛みも腫れも治まる。
花びらを貼り付けて乾かないようにすればさらに効果的だ。
身近にはムカデやハチやアブや毒毛虫、海に行けばクラゲ・・・
栽培しようハナオクラ
一家に一瓶 オクラホンマ効くサ~
ファイトで行こう~ オクラホンマK!
ハナオクラの解毒剤
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オクラホンマキクサー
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毒魚 ハオコゼ画像
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腫れ手・・しまった
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今度はマムシに噛ませて実験してみるか・・
皆さんの為 ムーが礎に~