ムー農園の協生野菜は生食が中心で、野菜と言うよりも「薬菜」と言った方が良いだろう。
テーマ、食の本質と健康では「生食は人間本来の食」、テーマ、子供が野菜を嫌う理由では、人は雑食だが本来は肉食であり、野菜の原種である山菜は主食ではなく薬味、薬草程度の利用しか出来なかったことを述べた。
理由は簡単で、食の本質とはその動物の歴史の中で最も長期にわたって培われたものであり、体もそのように進化して来たからだ。
今の野菜は存在せず、植物の多くは毒草で人は草を判別する能力には乏しい。
人の知恵は山菜からアクや毒を抜き、食べやすく改良を重ねて来た。
しかし、野菜や穀物の多くは加熱中心の食材であり生食用は限られている。
加熱、食品加工もまた人の知恵から生まれたものであり、本質からは外れている。
一般的には加熱が常識の野菜もムー農園ではすべて生食出来るから薬菜なのだ。
アクも雑味もなく食べやすく、しかも甘く旨味の強い野菜が多い。
常識外の生食野菜には、ニラ、ゴボウ、ブロッコリ、カリフラワー、ラッキョウ、アブラナ科の野菜の菜花類などがあり、糖度が高い生食野菜としてはスナップエンドウ、ソラマメ、アスパラなどがある。
生命力があり、成分バランスも完全だが、好奇心からその糖度を糖度計で測定して見た。
シャーベットを作る時に使用しているものだ。
雑味のない生アスパラは以前に測定、糖度は6度で大玉トマトと同じ、酸味がない分甘く感じる。
最も糖度が高かったのはソラマメで、14~16度、生食で雑味もなく文句なく旨い。
スナップエンドウは12度から14度で甘味を強く感じる。
タマネギは小粒だが、一般のタマネギ6度から7度に対して12度と倍近い。
糖度計は屈折率を測定するだけなのでまあ一つの目安としておいたほうが良いだろう。
度数ほど甘く感じなくとも旨ければ、それは雑身のない旨味成分と言うことになるから水っぽくないことも確かだ。
比較の為にスーパーでスナップエンドウを買って来た。
生で食えないことを知りながら勇気を出して食ってみた・・
何とか・・どころか想像を絶するエグさと青臭さで筋まで強烈、吐き出してしまった。
糖度はほとんどが測定不能でゼロに近く、1個だけ8度、もう1個が4度だった。
濃さも甘さもムラがあり、雑味エグ味は肥料の成せる業、加熱するしか食えそうもない。
粒は大きいのだが、8個、90gで¥250円・・と、バカ高いではないか。
100g当たり¥280になるが、野人はこの甘い豆を野菜会員に400g送ろうとしているが、まあ600円くらいのものかと換算して他の野菜数種と共に箱に詰めている。
100g当たり¥150円・・・ちと安すぎたかな・・?
まあ良いだろう、普段は貧相な野菜ばかり送っているからバランスがとれて丁度良い。
耕しもせずネットも張らず、指で土にビッシリ豆を押し込むだけであとは何もしないでブッシュに鈴なりになるからそんなものだろう。
マメは・・マメに育てるものでもなく土壌があれば勝手に育つ。
同じ糖度でも、新農園のエンドウに比べてムー農園のエンドウの方が明らかに旨いと多くの人が言うのだが鈍い野人にはよくわからない。
土壌の歴史の違いだろうが、どちらも旨いことに変りはない。
今月の配送は3回に分け、明日から2回目の配送だ。
参考糖度
スイートコーン 15~18
ぶどう 17
メロン 14
リンゴ 13~15
フルーツトマト 8~12
みかん 10~12
テーマ 子供が野菜を嫌う理由 20編
http://ameblo.jp/muu8/theme-10032154980.html
テーマ 食の本質と健康
生食は人間本来の食 1
http://ameblo.jp/muu8/entry-10663164898.html
生食は人間本来の食 2
http://ameblo.jp/muu8/entry-10663202488.html
生食は人間本来の食 3
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