タイカレーとビーフシチューの晩餐 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

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磯の講習が終わり、原人と庭人は6日間の滞在だが虫人は3日目のこの日の夜行バスで東京へ帰る。

ビレッジには魚介の食材は豊富にあり、自炊ばかりだったがこの日は虫人の最終日。

肉料理と虫人の好物のムーカレーを食べさせよう。

同じ牛バラ肉を煮込んだビーフシチューにムーカレー、それにシーフードタイカレーだ。

1人暮らしでロクなもん食ってない虫人はひたすら食いまくった。

ビーフシチューに、タイカレー2杯、それにムーカレーも2杯は食った。

シンプルなご飯料理で、準備も片付けも楽だった。

お土産にどっさり野菜を持たせ、9時前に皆で虫人を見送ったが寝袋持参で大層な荷物だった。

虫人は東京大学文学部で東洋史(宋代の海洋交易史)を学んでいる。

小さい頃から虫や自然の観察が好きで、今は原人の下で虫と植物の「理」を解明、協生農法の実践に寄与しようとしている。

2日間の手伝いありがとう。


翌日、義理がたい虫人からメールが届いた。

以下、一部抜粋・・


今までは自然を「見る」ことばかりで、「食べる・利用する」という視点がなかったので、
野人さんに教えて頂きながら、知識と同時に味で、匂いで、触れた感覚で、植物を楽しむことはとても楽しく、新鮮な学びの喜びを頂いているように思います。
早速来週庭人さんのいる福井に参りますので、春の自然を見る新しい視点で、楽しんできたいと思います。
また農園のお手伝いをしながら、自然の中で生きることを教えて頂くのを楽しみにしております。
明日は楽しいお誕生日をお過ごしください。



       虫人


自然は見て楽しく、癒されるものだが、宇宙の神秘とも言えるその「仕組み」を学び、暮らしに取り入れたほうが何倍も楽しい。

森羅万象の仕組みに逆らわず、多くの生き物達と共に生きるのは同じ生き物として当たり前のことではないだろうか。

虫人はそれに目覚めたようだ。



タイカレーの製造

http://ameblo.jp/muu8/entry-10824476382.html