ハマボウフウ試食
二見の海岸に1時の予定が到着は2時半、1時半の干潮に合わせたのだが潮は満ち始めていた。
みな朝飯も食っていないので早速「食糧調達」、野人がかまどを作り、火をおこしている間に3人はエサを求めて海岸へ散った。
あまり教える時間もなく、「食えそうなモン とって来い・・」と言ったのだが・・
牡蠣はその場で海水で洗って生で食いまくり、持ち帰ったものにはロクなモンがない。
原人が言ったと言う「ワカメ・・」はどっさりあったがまったく違う・・・
庭人が言ったと言う「アオサ」「モズク」もまったく違う・・
その他、けったいな「モジャモジャ」が多種あったが、食えそうな「タンパク質」がまったくないではないか、期待した野人がバカだった。
これではタンパク質どころか海の山菜がりにもならず、海の雑草集めと言った方がふさわしい。
まあ良い、片っ端から焼いて食わせたが、食ってみれば美しくそれなりに食える。
海藻には毒はなく、旨いかそうでないか、量的に流通するかしないかだけなのだ。
怪しげな硬くてアクの強い「ワカメ」は一口食って真っ先に除外された。
マリンビレッジから持ってきたモンゴイカ、塩ブリ、スズキの白子スモークも焼いた。
野人手作りの「ムー塩おにぎり」でランチタイムの後は海浜植物講習と海浜山菜の株採取だ。
食い終わった奴らが砂浜でトドのように横たわっている間に下見した野人は、株採取予定の「ツルナ」の大株を見つけた。
ツルナに隠れるように2m近い「アオダイショウ」が寝ていた。
昨年6月の合宿で誤ってマムシを掴みそうになった原人に掴ませてやろう。
素早く蛇のカマ首を素手で掴む「ニギニギの技」も協生農法士には必要だ。
野人はマムシもハブも猛毒の海蛇も・・首をヒョイ・・と掴む。
失敗して噛まれたら・・毒を吸い出せば大事ない。
今年の夏は・・マムシニギニギ特訓・・やるかな。
こいつもイザとなったら貴重で美味しい食糧だ。
海辺の樹木講習をしながら帰路についたが、ここで採取した海浜山菜株はツルナ、ハマダイコン、ハマボウフウなどで、イタドリも食用に持ち帰った。
良く間違える山菜はアシタバと毒草のハマウドで、判別法も教えた。
行くぞ・・