護身術の真髄3 共通点 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

生命体の防御システムは完全、完全と言うより進化の中では今が頂点にある。

体の外部から内部に至るまで精巧で、しかもその役割もまた小さな生命体が果たしている。

止血や、細胞の修復、白血球などによる侵入者の撃退がそれに当たり、免疫システムとして何重にもバリヤーが張り巡らされている。

無数の生命体の集合である動物は余程の事でもない限り自己が原因の病気にはかからないように出来ている。

元々ならないものが、2人に1人、3人に1人が今や病気の予備軍などと平気で言うほうもおかしいが、「そうか、予防しなくては」とお金と時間を投じて行動するほうもおかしい。

統計結果のデータを読むだけなら誰でも出来る。

毎年確率が上がるのはほぼ全員が予備軍と言っているようなもので、原因に余程の共通点がない限りそのような高確率にはならない、これでは人類絶滅の危機ではないか。

つまり特殊な原因ではなく、主因は暮らしの中の最も基本的なことだ。

原因の究明が先決で、その判断の思考の起点は、本来の生命の仕組みに対して「余計なことしたか必要なことしなかったか」しかなく、その数は幾つもないから実験にはそう手間も日数もかからずすぐに結果は出るはず、簡単な足し算引き算だから高度な実験室は必要なく家庭でやれる。

何が余計で何か必要かを割り出すには思考が必要になり、起点を何処にするかだ。

常識では医学書や健康書を頼りに学ぶが、それでは現状は変わらない。

現状はその常識である書籍の結果なのだから。

良いことも悪いことも必ず結果として表れる。

修正を繰り返しながらも進歩、暮らしに恩恵をもたらしている物質科学に対し、生命科学はそうではない。

寿命が延びたのは医学の進歩とも言えるが、医者や薬は治療が主目的であり、病気になるまでの健康維持は個人の責任、事故や怪我も同じことが言える。

常識的な普通の暮らしをしているのに病気予備軍が激増すると言うことはその常識が間違っているからで、医学ではいまだに主因が特定出来ず、健康、栄養学などの分野でも歯が立たない。

人間が立てた道理の結果は明らかで、間違ったのは思考の起点を誤っているからだ。

思考とは自ら考えて答えを出すことであり、読み覚えることではない。

余計な事の主因は入浴剤や歯磨き粉など皮膚に関するものが大半だ。

体に入れる薬品や食品添加物なども余計なものだが、これだけ種類が多ければ除外、共通でもなく特定のしようもないからだ。


続く・・