茶人達の茶望 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

何十年も農薬を使わず、お金が無くて肥料も使えなくなった「無農薬、無施肥」の茶葉は無茶人の会社からデビューすることとなった。

そもそもこの話を持ち込み、無茶人が茶屋をやることになったきっかけは、株主でもあり植物の先生でもある女性だ。

「困っているのだから何とかしてよ~」と言ってきた。

無茶人も多忙すぎて困ってはいるのだが、何とかするしかない。

同じ地区に「やべ~人」がいて、茶屋人や先生とも馴染みだったので、初めて行った日にやべ茶人の会社でじっくりと話す機会が持てた。

そして3回目に原米茶人が加わり、地球物理学男の三者会談からまた新たな世界が開かれようとしている。

これも縁と言うものだろう。

茶屋人ともやべ茶人とも会うべくして、会うべき機会に出会えたと思っている。

石垣島をきっかけにサトウキビ農園の在り方に取り組んだ同じ時期に「茶畑の在り方」に取り組むことになった。

そして産物であるキビも茶も新たな消費の形を作らなければならない。

その為には商品開発だけでなく、実際に無茶人が売って市場を開かなければ成し遂げられないのだ。

サトウキビ畑は赤土と農薬と肥料が海に流出、珊瑚の脅威となり、茶畑は大量の農薬と肥料が地下水を汚染、やがては海に流れ込む。

無茶人の会社は塩も砂糖も茶も取引先を持たず同時に事業を興すことになってしまった。

決して無からスタートするのではなく、賛同してくれるこのブログの読者がいる。

読者がいなければ難しいことだと思う。

原米茶人は、珊瑚を救うキビ「珊瑚糖」などとあまりセンスのないうたい文句を考えていたが、目的はそれだけではないが当たっている。

大地や海や地下水だけでなく、これらの重要な産業を健全な「農業」として継続させ、人間が本来の健康を取り戻す為にも必要なことだ。

無茶人が提供する商品が気に入れば読者の力で全国に波及させて欲しいと願っている。



雨のたびに表土が流出 サトウキビ畑
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白い珊瑚の砂も茶色に
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