ロンドンで解明され、マスコミ各社が英国の学術論文を引き合いにそのように報じていると言うのだが、こんなバカバカしいことが本当に今までわからなかったのだろうか。
野人は昔からこの問題を聞く度に、「これ・・バカなこと聞くでない~」と答えていた。
学者なら皆知っているだろうと思っていたのだ。
研究室も実験も必要ないはずだ。
ニュースは次のように書かれていた。
根拠とされたのは、英シェフィールド大学のコリン・フリーマン氏らのチームが発表した、卵の殻のたんぱく質による結晶核の構造制御に関する学術論文。メディアにはこの論文を引き合いに、「鶏が先だった」との見出しが躍った。しかしフリーマン氏は、実は決定的な答えが出たわけではないと釘を刺している。
同氏のチームは、卵の殻と鶏の卵巣に共通して含まれるovocledidin-17というたんぱく質に着目。スーパーコンピューターを使って、生命体の内部で無機物や固形物が生成されるバイオミネラル化の過程をシミュレーションした。
その結果、このたんぱく質には鶏の体内で卵の殻の形成を促進させるはたらきがあるらしいことを、世界で初めて突き止めた。これまでovocledidin-17にどんな働きがあるのかは分かっていなかった。
さらに、鶏の卵巣の中にこのたんぱく質がないと、卵ができないことも判明。ここから、鶏の方が卵よりも先だとの結論に結びついた。
何とも開いた口も開いた瞼も塞がらない。
おかしいと思うのは野人だけだろうか・・・
このブログを始めた2008年の3月にこの問題の答えの記事を書いた。
いきなり鶏と卵が地上に登場するはずもない。
双方とも進化した一つの形で、それ以前もその後もある。
生命の歴史をたどれば卵とは何か、その目的もわかるだろう。
構造が複雑な順に、胎生、卵生と続き、その前は単純な細胞分裂だ。
繁殖の本質はコピーであり、原形もなくどうやってコピーするのか聞いてみたい。
どっと疲れた・・寝るか・・
2008 3月14日の記事
「鶏が先か卵が先か」の答え