翌朝は６時半から希望者で伊勢神宮参拝した。
前夜遅くまでのミーティングで、朝寝したい原人が言った。
「僕は昨年参拝したし・・」
野人も言った。
「何年か前に参拝したからいい・・」
原人は・・
「野人さんが行かないのなら僕も・・」と、
野人に罪をなすりつけようとした。
風人は怒って二人に強制参加命令を下した。
野人も原人も遅刻の常習犯で、初日に野人がホテルまで迎えに行った時も、原人一人寝坊してまだ朝飯を食っていたのだ。
朝から大飯食らったくせに「腹の調子が悪い・・」と下痢気味だった。
野人が飲ませた秘薬「萬金丹」と畑で食いまくった草が効いたか、その日のうちに絶好調に戻っていた。
６時半にホテルへ行くと、全員絶好調な目覚めだったらしく、前日のたっぷり野菜と塩が効いたようだ。
こうしてさわやかな早朝参拝は実施された。
まず野人が参拝前の「手洗い指導」をやって見せたのだが、口をすすぐのをとばしてしまったがまあいいだろう。
だいたい「うがい」などやったことはないのだ。
全員でセファリの躍進を祈願、参拝を終えた。
空腹な野人は放し飼いの健康的なニワトリのお尻に視点が集中。
帰路、コンビニで焼き鳥とおにぎりを買って朝食にした。
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